浜松市の行政区再編「賛成か反対か」無記名投票で結論を
本格的な議論開始から5年半。協議が難航している浜松市の行政区再編問題は、全ての市議による無記名の投票で賛成か反対かの結論を出すことになりました。
コスト削減を目的に現在7つある区を減らす浜松市の行政区再編。去年の住民投票でも賛成と反対が拮抗するなど意見が割れて前に進んでいません。
市議会は特別委員会で話し合いを続け22回目のおととい、過半数を占める7人が再編を必要とし特別委員会として賛成の結論を出しました。賛成7人、反対4人。
ただ、市議46人全てに「意見を聞くべき」という声も上がり、きょうの議会運営委員会で28日の本会議後に全議員による協議会を開き無記名で投票することが決まりました。この結論に拘束力はありませんが、再編を前に進める目安を市議の3分の2以上の賛成としていてこれを下回れば協議の場が失われる可能性もあります。
現在4期目で区の再編を公約に掲げる鈴木康友市長は、慎重に言葉を選びました。
浜松市 鈴木康友市長:
「いま議会の方で特別委員会で方向性を出して、今日の議運で議員の皆さんの全員の意思を確認する、採決をとることを決定したとこで、大変重要な局面で微妙。それに影響を与えてはいけませんので28日までは申し訳ございませんが私のほうからこの件につきまして一切コメントを差し控えたい」