JR静岡駅北側紺屋町の「歩行者天国」が平日にも拡大 商店街の活性化に期待
道路標識は付け替えられ、看板が道路の真ん中へと運び込まれていきます。
西尾梓アナウンサー
「JR静岡駅の北側に位置するこちらの場所。私は今道路の真ん中に立っていますが、きょう平日も歩行者天国になりました。道路にはこのように休憩スペースも設置されています」
JR静岡駅の北側に位置し、中心市街地への玄関口とも言われる紺屋町。
車道部分を含めた道路全体を歩行者専用道路とする「歩行者天国」は、これまで土日祝日のみでしたが、30日から平日にも拡大。
毎日「歩行者天国」となりました。
区間は、葵タワーから静岡パルコまでのおよそ170m、午前11時から午後6時までの時間帯に実施されます。
人流を増やすことで地域経済の活性化につなげる狙いです。
歩行者天国をカジュアルに拡大
歩行者天国とする日程の拡大を巡っては、静岡市と紺屋町名店街が2008年と2012年に社会実験を行い、その区間や時間帯を模索してきました。
静岡市市街地整備課 山田慧主任技師:
「15年の時を経まして、本日やっと歩行者天国、平日拡大することが出来ました。道路と沿線の商店街が一体となった経済的な活性化を目指していきたいと思っている」
静岡紺屋町名店街 服部功理事長:「歩行者天国というと、お祭りの時というイメージがあるかもしれないが、それをカジュアルに拡大することで、どんな空間が生まれるか。自由に使っていただいて、それを参考にさせていただきたいと思っている」
平日への拡大に街の人は。
島田市民:
「うれしいなと思います。いつも行く場所が固定化されているので。新しい場所、新しい発見が出来たらうれしいなと思います」
富士宮市民:
「すごいありがたいですね。こういうスペースがあると。ゆっくりできるので」
静岡市民:
「(道に)席が置かれているのは新鮮な感じがしますね。ちょっとご飯持ち込んで食べたりしたいです」
紺屋町名店街や沿線店舗などで構成される「紺屋町ストリート実行委員会」が道路空間の新たな活用の検討を始めていて、今後様々な企画に挑戦していきたいとしています。