冷え込んでいる観光業を盛り上げたい…観光促進事業を再開 土石流災害で打撃の熱海市の宿泊者には「上乗せ」 静岡県
静岡県観光交流局 都築直哉局長:「現在停止しております県民による観光促進事業につきまして、10月18日から事業を再開します」
静岡県は県内の新型コロナ感染状況がステージ2にとどまっていることから、県独自の観光促進事業を18日から再開することを決めました。
再開するのは、「バイ・シズオカ今こそ! しずおか元気旅」で、県民が1万円以上の宿泊をする場合は、5000円を支払うと1万円の旅行券と2000円分の地域クーポン券が配布されます。また4000円から1万円までの宿泊の場合は、2000円を支払うと4000円分の旅行券と1000円分の地域クーポン券が配布されます。
この事業は去年6月に開始され、県民およそ26万人が利用しましたが、コロナの感染拡大のため、年末に停止されていました。
前回は県内の旅行業者店舗で申し込みができましたが、今回はそれに加え、コンビニエンスストアでも申し込むことができます。
静岡県観光交流局 都築直哉局長:「今回は従来の割引に加えて、土石流の災害により打撃を受けた熱海市の観光産業の復興を応援するため、熱海市内の宿泊者には市内のお土産等で利用できる地域クーポンをさらに上乗せして2倍にいたします」
予算は国からの補助金およそ60億円が充てられます。
また県は、今月から駿河湾フェリーの運賃半額キャンペーンも始めていて、冷え込んでいる県内の観光業を盛り上げていきたいとしています。