辞職勧告決議案可決の静岡・川勝知事 県議会冒頭で謝罪 ボーナス返上の考えに…自民「給与の減額を求めたわけではない」

 29日午前、静岡県議会12月定例会が開会。川勝知事が冒頭、発言を求めました。

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辞職勧告決議案可決の静岡・川勝知事 県議会冒頭で謝罪 ボーナス返上の考えに…自民「給与の減額を求めたわけではない」

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静岡県 川勝平太知事
「私の辞職勧告決議はすでに可決されている。このことを極めて重く真摯に受け止めている。改めて御殿場の市民、県民の皆さんにその非を認め、心よりお詫び申し上げる」

 10秒間にわたり頭を下げた川勝知事。そのうえで…。

川勝知事
「辞職勧告決議により即刻辞職すべき身となったが、静岡県のおかれている現状に照らせば、今、知事を辞して県民に知事選をお願いすることは出来ない。県民全てのために、公人知事としての職責を果たしてまいりたい」

 議場からヤジが飛ぶ中、知事を続ける考えを示した川勝知事。新型コロナ対策などを盛り込んだおよそ58億円の補正予算案などを提出しました。

川勝知事
Q.謝罪の気持ちは十分に伝わったと考えるか?」
A.「……(無言)」

 知事は辞職勧告可決直後に、12月の給与とボーナスを返上する考えを示していました。しかし返上には議会での可決による条例の制定が必要で、担当部局が議会との調整に入っています。

 自民改革会議の野崎代表は…。

野崎代表:「我々が出したのは辞職勧告であって、給与の減額を求めたわけではないので、そうした身の処し方も含めて今後の対応を考えていく」

 今後の焦点は、自民側が知事提出する予算案などにどう対応していくかです。

野崎代表:「審議については、当然提案理由の説明でもあったが、県民生活に関わる事なので、それについては、我々は真摯に議論していく。我々は県民のいろんな声を生かした予算づくりに対してきちんと当局側と折衝はしていくということ」