【詳報】「学歴詐称疑惑」の田久保市長会見④ 市民からのメッセージで辞任の意思固める 静岡・伊東市 

●伊東市 田久保真紀市長(会見 7月7日)

ーー辞任した後に、50日以内ですかね、市長選になると思うます。そこに再度出馬するということが、まず疑惑が晴れてから立候補するのが普通と思いますが、なぜ立候補されるのか?

私の進退を決める上で、もう一度出直しという形で選挙に出ることについては、本当に葛藤もございましたし、悩みました。で、皆さんとの会話の中で直接たくさんのお叱りもいただきましたし、たくさんの励ましもそれから何やっているんだということもいただきました。

それはメールであったり、メッセンジャーであったり、本当にたくさんいただいたんですが、やはりその中で私たちが伊東を変えたいと思って行動した思いを無駄にしないでほしい、そのような意見が多数ありました。私もここにつきましては、本当に今回は私の不徳の致すところで、このような結果になっているんですけれども、ここはやはり責任を持って皆さんの思いに応えて審判を受けるべきである、そのように考えて決断するに至りました。

ーー先ほど辞任を表明されましたが、具体的に辞任を心の中で決めたのはいつごろになるのかということと、これまで進退について明言を避けてきた中で、きょう急遽辞任を表明したきっかけになった出来事や議会の動きなど何があった?

直接のきっかけでこれがあったというわけではないですけれども、直接いろんなお世話になった方とも、できるだけ会ってお話をしたいというのもありました。それからたくさんのメッセージいただいたり、メールをいただいたりというのを一つ一つを読みまして、全部には本当に回答できなかったんですが、そういったものも拝見しました。その中にあって、徐々に私の決意が固まっていったというのが正直なところであると思います。

ーー当初はやはり議会だけの動きだけを見ている中では辞任するつもりはなかったが、市民の話を聞く中で心変わりがあったということですか。

やはりですね一つの私の節目になりましたのは、大学の窓口でまず除籍であるという事実を知ったところ、そこも節目にはなっております。そこから私はどのように振る舞うべきなのかということは、常に考えてまいりました。その中にあって、今日まぁ議会が閉会したということもございますので、議会の結果というのも重く受け止めなければいけない。その中で私自身の決断としてそのように思いまして、きょう皆様の方にお示しをさせていただいた次第でございます。

会見する田久保市長
会見する田久保市長