静岡・沼津市の期日前投票所で比例の投票用紙を同じ人に2枚配るミス 判別がつかないのでどちらも有効票に

 静岡県沼津市の期日前投票所で、比例の投票用紙を同じ人に2枚配るミスがあったことが発覚しました。用紙は2枚とも投票されたとみられ 、判別がつかないことからどちらも有効票となります。

 沼津市選挙管理委員会によりますと、16日午前9時40分ごろ、沼津市の愛鷹地区センターにある期日前投票所で参院選の比例選挙の投票用紙が受付人数より1枚少ないことが分かりました。

 聞き取りの結果、交付係の派遣職員が「白い紙を選挙区の投票箱に誤投函した」という選挙人からの申告を別の紙を投函したものと勘違いし、比例の投票用紙をもう1枚渡したということです。このため市選管は投票用紙が同じ人に2枚交付され、どちらも投票されたとみています。

 開票時にはどの投票用紙なのか分からないため、どちらも有効票になるということです。

 交付した派遣職員が誰にも相談や報告を怠ったのが原因で、市選管は市内全ての期日前投票所の従事者に対し確実な投票事務を行うことと判断に迷う場合には、管理者等への確認を徹底することを指示しました。