静岡市が安倍川花火大会の中止を決定 大雨で安倍川が増水 河川敷から土砂を搬出しないとトラックが入れない状態に

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 16日から17日にかけて、静岡市駿河区などで非常に激しい雨を観測しました。安倍川が増水した影響で静岡市は19日の安倍川花火大会の中止を決めました。

 暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、静岡市駿河区では16日、1時間に52・5ミリの非常に激しい雨を観測しました。

 16日夜には静岡市清水区などで一時停電が起きました。信号機の明かりも消え警察官が手信号で車を誘導する様子も見られました。一夜明けて。

●坂井剣一郎記者:
「午前5時すぎの静岡朝日テレビ前です。上空は厚い雲に覆われていて雨脚も強くなってきました」

 JR静岡駅には予定を早めたという通勤通学客も。

●会社員 女性:
「昨夜の雨は家にいても音が聞こえた。家を早く出た」

●会社員 男性:
「雨の予報だったのでカッパを着て傘を持って家を出た。15分くらい家を出るのが早くなった」

 また富士市の富士川は濁流が流れていました。

●仙島英明カメラマン:
「連日の雨の影響で富士川の水位は上がり茶色く濁った水が勢いよく流れています」

 静岡市の関係者によりますと、19日花火大会が予定されている安倍川も16日からの雨で増水し、河川敷から土砂を搬出しないとトラックが入れないということです。

 静岡市職員が現場に出向き、実行委員会とともに花火大会が開催できるか審議し、花火大会の中止を判断したということです。