リニアやコロナ対策が争点に…静岡県知事選告示 川勝平太氏と岩井茂樹氏の一騎打ちへ

 任期満了に伴う静岡県知事選挙が3日、告示され、これまでに現職と新人の2人が立候補しています。

 知事選に立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、現職で4期目を目指す川勝平太氏(72)と、自民党が推薦する前参院議員の岩井茂樹氏(53)の2人です。

川勝平太氏:「コロナは命の問題、命の問題は実は水の問題です。命の水を守るというために、この水源である南アルプスを守らなければならないということで私たちは立ち上がっている。東京の時代、長く続きましたが一極集中から流れが変わりましたね、SDGsのモデル、簡単に言えば東京時代から静岡時代へと。時代は私どものふじのくに表玄関に向かっていると。それを信じて、この危機を一緒に乗り越える。だれひとり取り残さない」

岩井茂樹氏:「この静岡県を覆っているどこかもやもやした気持ちとか、閉塞感とか、やるせない気持ち。それをしっかりと風穴をあけて、新しい風を静岡全県下に行き届かす。なんといっても稼ぐ力です。まさに国と連携をしなければなりません。あらゆるみなさんと連携、手と手をつなぎながら、目の前にある課題をしっかりと1つ1つクリアしていく」

 届け出は午後5時に締め切られますが、川勝氏と岩井氏の一騎打ちとなる見通しです。

 今回の知事選は、南アルプスのトンネル工事をめぐるリニア中央新幹線の問題や新型コロナウイルス対策などが争点となっています。

 投票は20日に行われ、即日開票されます。