県立静岡がんセンターの検診で異常が見落とされ、80代男性が肺がんで死亡したとして遺族が県に損害賠償の支払いを求める訴えを起こす

県立静岡がんセンターの検診で異常が見落とされ、80代男性が肺がんで死亡したとして、遺族が県に損害賠償の支払いを求める訴えを起こしました。
訴状などによりますと県東部の80代男性は、2020年、県立静岡がんセンターのがん検診で異常なしと診断されましたが、翌年、別の病院で肺がんと診断され、その後、死亡しました。
がんセンターのCT画像には、大きさ11.76ミリのしこりが映っており、遺族は明白な異常を見落とす注意義務違反があったとして、管理する県におよそ3700万円の損害賠償の支払いを求め地裁沼津支部に提訴しました。
病院側は「訴状が届いておらず内容が確認できないためお答えできない」としています。