新野球場建設問題「ドーム型」では採算性に疑問 来年度民間業者との連携の可能性を探る 静岡県
静岡県が浜松市に建設を計画している新野球場について、県議会の委員会で議論されました。
県は浜松市西区にある遠州灘海浜公園の篠原地区に新野球場の建設を計画しています。
これまでの調査で構造を「屋根のあるドーム型」か「照明のない野外球場」の2つの案に絞っていますが、県によりますとドーム型の概算事業費はプロ野球が開催できる2万2000人規模でおよそ370億円と試算されていて、採算性に疑問が上がっていました。
1日の建設委員会で県は、民間事業者などと協力して整備する「官民連携導入可能性調査」を来年度実施する方針を示しました。
委員からは「民間事業者との連携がうまくいかなかった場合は県単独で作るのか」「浜松市以外の自治体に協力は求めないのか」といった意見が出ました。
これらに対し県は明確な回答を避けました。
県は調査を経て野球場のタイプを選定し、来年2月に基本計画を策定する方針です。