伊東市長選9人目の出馬表明 9台関連事故で7人搬送 インフル警報レベルに クマ対策で県警が緊急銃猟訓練 /5分でわかる今週の静岡
浜松市で多重事故 9台関連7人搬送
和田佳代子記者:「あちらの車を見るとタイヤがフェンスを突き破っていて、前方部分が壊れてしまっています」
26日水曜日、浜松市中央区篠原町の国道1号の交差点で「交通事故でけが人がいる、横転している車もある」と消防に通報がありました。警察によりますと、左側の車線を走っていた大型トラックが、信号待ちをしていた5台の乗用車などに追突し、そのはずみで右側車線にいた1台に衝突。さらに飛んだ破片にあたるなど合わせて9台が事故に巻き込まれました。横転した軽トラックの運転手の家族は…。
浜松市30代男性:「(車が)横転してるのもあったし、反対に向いてるのもあって、もうすごかったですね。(父は)頭打って出血してて、生きてるかなと思って」
この事故で、大型トラックや追突された乗用車の運転手ら合わせて7人が病院に運ばれ、そのうち2人が重傷ですが、いずれも意識はあり命に別条はないということです。
浜松市30代男性:「病院行って症状聞いて一安心」
現場は国道1号下り篠原東交差点付近の片側2車線の直線道路で、警察は事故の原因を詳しく調べています。
伊東市長選9人目の出馬表明
大野恭弘さん(58):「まず商店街の活性化です。商店街に人通りを増やして行こう」
26日水曜日、伊東市長選に立候補を表明したのは、兵庫県伊丹市出身の新人、大野恭弘さん。伊東市の現状を報道で知り、課題解決のため出馬を決意しました。大野さんは西小学校跡地に図書館を造って人通りを増やすことや、全国に知られるグルメを創出して商店街の活性化を目指す考えです。
鈴木奈々子さん(52):「想像力が人よりは大きいと思いますので、何か皆さんが思いつかないようなびっくりするような政策を思いつけたらと思います」
そして28日金曜日、立候補を表明した鈴木奈々子さんは横浜市出身の52歳。政治団体・日本大和党から公認を得て、今回、政治に初めて挑戦します。鈴木さんは、伊豆高原のメガソーラー計画廃止や外国人への生活保護の支給撤廃などを訴えています。また、老朽化する市立図書館は修繕を重ね、長寿命化させるとしています。
伊東市長選にはこれまでに、ご覧の方たちが出馬を表明、または出馬の意思を示しています。選挙は12月7日告示、14日投開票です。
インフルエンザ警報レベルに
静岡・鈴木康友知事:「本年同様に早く警報入りした2023年は警報が13週間継続していて、今後流行
が長引く恐れもある」
インフルエンザの患者数が急増。県によりますと、23日までの1週間で定点医療機関あたりのインフルエンザ患者数は41・26人でした。基準値の30人を超えたため、県は28日金曜日、注意報レベルから警報レベルに引き上げました。記録が残る2002年以降、最も早い警報入りです。患者は10歳未満が半数を占め、直近1週間で学級閉鎖となった学校は197校に上ります。
静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長:「インフルエンザは発症する1日前から感染力があるとされているので、無理して登校や通勤せずにすぐに休んで療養をお願いしたい」
県は、室内の換気や手洗い・うがいなど、感染対策を呼び掛けています。
クマ訓練 県警が緊急銃猟訓練
27日木曜日、藤枝市では緊急銃猟の訓練が行われました。全国的に人里での出没が相次ぎ、県内でもその姿が目撃されているクマ。
訓練目撃者:「体長130㎝くらいで、かなり大きかったです」
警察官およそ70人が参加したこの訓練。「市街地にクマが出た」と通報が入り、けが人が出た想定で行われました。事情聴取からクマの駆除までの流れをドローンによる探索や、交通規制空砲による射撃を行い確認していきました。
訓練駆除完了
「出血等あり。クマの死亡を確認」
県くらし・環境部自然保護課 齋藤剛主査:「緊急銃猟という新しい制度ができた中で、実際形にして流れを確認するということはこれまでしていなかったので、イメージがついていい訓練になったと思う」
県警 山内兼光警視:「市や町、県、猟友会等の関係団体と連携しながら、さらに練度を高めて、実際に(クマが)発生した場合には迅速的確に対応できるよう心掛けていきたい」
警察によりますと、今年度これまでの県内でのクマの目撃件数は146件で、人身被害は0ということです。
