田久保前市長失職に伴う伊東市長選は9人の激戦に 2人の市長経験者を退け43歳が初当選 田久保氏は姿見せず /静岡の2025年
史上最多の9人が立候補した静岡県伊東市長選挙。1万3500票余りを獲得し、国民民主党推薦の杉本憲也さんが当選を果たしました。自民党が推薦した小野達也元市長は、およそ1万1000票で及ばず。
小野達也元市長:「やはり私が力不足であったということになると思います」
混乱と停滞から、市政の推進へ―。そのかじ取り役に選ばれたのは“歴代最年少市長”です。
杉本憲也氏(15日):「誠心誠意、『働いて働いて働いて』、誰かの言葉じゃないですけど、やっていきたいと思います」
板垣亮記者:「午後1時を回りました。杉本新市長、登庁です。杉本新市長、初めての登庁、職員からは多くの拍手で出迎えられています」
伊東市 杉本憲也新市長:「皆さん、ありがとうございます。声が変ですけど、これからよろしくお願いします。必ず実現します。ありがとうございます」
今回の市長選に、伊東市民は…。
伊東市民
①女性「よかったです。応援した人が入りました」
②男性「今から長く生きる人のために市政を改革してほしいと思います」
③「若い方で良かったんじゃないですか」
一方、学歴詐称問題の説明責任を果たさないままでいる田久保前市長は4000票余りで落選。選挙結果判明後に取材に応じる予定でしたが…。
板垣亮記者
「『きょうは来れない』と」
その後、SNSにこうつづりました。
田久保前市長のSNSより(15日投稿):「これだけの逆境の中でも私を信じて支えてくれたみなさんの想いに感謝しかありません。今回の選挙戦で繋がったみなさんとの絆はいつまでも私の宝物です。この後の予定についてはまったくの未定です」
田久保前市長は、市議会百条委員会による地方自治法違反の疑いなど、複数の容疑で刑事告発されていて、今後は捜査の行方について注目されていきそうです

