ウクライナのゼレンスキー大統領が来日　静岡県に避難する女性2人が今祖国ウクライナに対して願うこと

　21日閉幕したG7広島サミット。

　ウクライナのゼレンスキー大統領は岸田総理とともに平和記念公園で献花したほか、会見では世界から戦争をなくすよう訴えました。

　ウクライナからの避難者のヴィーラさんとマルハリタさん。

　2人は浜松市西区のオイスカ開発教育専門学校で寮生活をしながら、日本語を学んでいます。

ヴィーラさん:
「最初はちょっとびっくりした。ゼレンスキーさんがサミットに来てくれていいと思う。とても大切なこと」

マルハリタさん:
「ゼレンスキー大統領の戦争の前と今のイメージはとっても違う。本当に強い。前も強かった。でもいつもうれしそう。でも今はシリアスになりました」

　ヴィーラさんは首都キーウの出身。

　去年7月に来日しましたが、家族や友人は今もウクライナに残ったままです。

ヴィーラさん:
「ミサイルが夜中に来るからお母さんは最近寝ていません」

ヴィーラさん:
「（ゼレンスキー大統領が来たことで）皆さんにウクライナの状態を教えることができるし、どんなことがウクライナに今から必要か教えることができて良いと思います」

　去年10月に来日したマルハリタさん。

　父親は、ロシアの侵攻が　始まってから兵士となり、今も戦場で戦っているといいます。

マルハリタさん:
「家族のために戦争に行きました。みんな同じです。戦争の前に兵士じゃなくて普通の人でした。もちろん家に帰りたいし、家族会いたいし。でも、頑張らないといけません」

　サミットを経て、いま祖国・ウクライナに対して願うことは…

マルハリタさん:
「平和を取り戻すことほしい。生活のためにみんな手伝ってください」

ヴィーラさん:
「今の状態で（戦争が続くと）みんな損をするのでとても大変だと思う。戦争を早めに終わりたい」