25%分オトク…静岡県独自の電子食事券 県外から出張の男性「絶対使う」と1万円分購入 100億円分発行

林輝彦アナウンサー(19日):「JR静岡駅すぐ近くのゴールデン横丁の中にあるこちらのホルモンのお店は、少しずつお客さんが戻りつつあると言います。ただまだコロナ禍、そして物価の高騰が続いています。そんな飲食業界を助けようと、こんなキャンペーンが始まりました。しずおか食べトクキャンペーンです」

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25%分オトク…静岡県独自の電子食事券 県外から出張の男性「絶対使う」と1万円分購入 100億円分発行

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 今月スタートした「しずおか食べトクキャンペーン」。1口あたり5000円で購入でき、そこに25%分の金額が上乗せされるという静岡県独自の電子食事券です。例えば1万円分の食事券を購入した場合、2500円が上乗せされ、1万2500円分の食事券として利用できます。

 食事券の利用は17日から始まっていて、今のところ、県内およそ5300店で利用可能。利用できる店舗は、今後増える予定です。

 JR静岡駅近くのゴールデン横丁では、実際にこの食事券を購入する人の姿が。

県外の人も利用可…「4日いるから絶対使う。とりあえず1万円分」

画像: 県外の人も利用可…「4日いるから絶対使う。とりあえず1万円分」

 プレミアム付き電子食事券は、スマートフォンのLINEアプリから購入することができます。キャンペーンのQRコードを読み取ったあと、居住地や年代などのアンケートに答えることで購入画面に進むことができます。

 この「食事券」は、県外在住の人でも購入や利用が可能。愛知県から出張で来ていたという、こちらの男性は…

愛知県から出張で来た20代男性:「いったん2口ぐらいいっといてもいいかな」

Q.県外の方だが?

A.「県外だが、まだ4日ぐらいいるので。なんなら2万円でもいいぐらい。絶対使うのでいったん1万円にしておく」

 その場で、クレジットカードを使って1万円の支払いをすませ、1万2500円分の食事券を手にしました。ちょっとしたお得気分を感じながら、久しぶりに会った同僚との焼肉を楽しんでいました。

愛知県からの出張で来た20代:「やはりうれしいなと単純に。安くなってお得なのでうれしいなと。僕ら(県外の人)でも使えると、(店から)案内してもらったので、すごくよかった。必ず使ってから帰ると思う」

店側も「もちろん期待感はある」

画像: 店側も「もちろん期待感はある」

 お客さんだけでなく、飲食店側も、このキャンペーンに手ごたえを感じています。

焼肉ほるもん元気 川端信行オーナー:「まだ始まったばかりだが、来ていただいた2名の客は、提案して即登録してくれたので、こちらから働きかけるのもありかなと。もちろん期待感はある。かなり割引きというか、お得なキャンペーンになっているので、逆に我々が周知することによって、どんどん客を取り込んでいけるのでは、と感じた」

 先ほどの2人が、お会計へ…。電子食事券は1円単位で金額を指定できるため、お札や硬貨にふれることなく、支払いが完了します。

店員)はい大丈夫ですね
客)おー、簡単ですね!めちゃめちゃ簡単です。

 今回のキャンペーン、県は20億円を負担していて、食事券の発行総額、100億円分がなくなり次第終了となっています。県によると、20日時点で、総額20億円分の食事券が発行されたということです。

 県内経済を活気づける起爆剤になるのか? 「しずおか食べトクキャンペーン」の利用期間は、来年の1月15日までです。