富士宮市長「国が考えているような簡単なわけにはいかない」 “現金一括”政府の方針変更に静岡県内自治体の反応さまざま
新型コロナの経済政策で実施される18歳以下への10万円相当の給付について、現金一括を認める方針が13日になって示され、自治体からは様々な声が上がっています。
富士宮市
須藤秀忠市長:「富士宮市としては年内に10万円を一括給付することは出来ないと考えております。給付スピード、子育て世帯の利便性、さらに給付手数料の経費節減から最善の策であると思いますが、それにしてもですね、今回の給付変更はあまりに遅すぎます」
憤りをあらわにしたのは、午前、定例会見を開いた富士宮市の須藤市長です。富士宮市では今月23日に1回目の現金5万円の振り込みを予定していて、年内の現金一括給付は難しいと説明しました。
富士宮市
須藤秀忠市長:「総理は単純に10万円一括でいいですよ、なんて言ったって。国が考えているような簡単なわけにはいかないっていうことを、ぜひ国の方もわかっていただきたいと思いますね」
富士宮市で対象となるのはおよそ2万人。市は来月以降、なるべく早いタイミングで2回目の支給を行いたいとしています。
一方、きょう浜松市は―
浜松市
鈴木康友市長:「浜松市としては年内に10万円を一括交付していくことを議会のご理解を頂きまして、決定したのでお知らせしたい。10万円を一括で振り込むと明らかにしました。市長の専決処分として進め、来年2月の議会に予算案を諮るということです。当然自治体としてはですね、早く方針を出してもらった方が準備もスピーディーに進みますのでよかったと思いますけれども、私どもとしては何とか年内に間に合わせることができたので良かったなと思います」