土砂崩れの行政対応で第三者委「慎重さ欠く」 去年の台風15号で住宅3棟損壊 浜松市

 去年、浜松市天竜区で起きた土砂崩れの行政対応について、第三者委員会は市に報告書を提出し、盛り土の対応では「違法性は見当たらないものの、慎重さを欠く対応だった」と指摘しました。

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土砂崩れの行政対応で第三者委「慎重さ欠く」 去年の台風15号で住宅3棟損壊 浜松市

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 去年9月の台風15号では、浜松市天竜区緑恵台で土砂が崩落し、住宅3棟が損壊、3人がけがをしました。土砂崩落を巡っては、現場に盛り土が造成されていたことが分かっていて、市は去年12月から第三者委員会で行政対応を検証してきました。

 7日は第三者委員会の村越啓悦座長が、長田繁喜副市長に報告書を提出。市の対応について報告書では、「個別の対応に違法性は見当たらなかったが、調査・検討を進めなかったのは慎重さを欠く対応だった」と指摘し、各部署間の連携は不十分だったと評価しました。

長田繁喜副市長:「情報の整理・積み上げが出来ていなかったのは大変遺憾に思っていて、いただいた指摘は重く受け止めて、同じ災害が繰り返さないように全庁をあげて対応を検討したい」

 浜松市は8日にもホームページで報告書を公表するとしています。