「コシヒカリ発言」めぐり緊急会見も謝罪の言葉なし　静岡・川勝知事あくまで「誤解だ…」　県議49人連名の抗議文も

「誤解を生んだ私に責任がある…」

臨時会見の冒頭、知事は次のように語りました。

川勝平太知事：「御殿場市民にではなく御殿場元市長に対して、この方が35市町の代表になりえないと言った言葉が切り取られて、御殿場市民を御殿場の地を傷つけるという途方もない誤解を生むことになった、しかしながら、そう取られかねないような発言内容でもあるということが、さきほど私は聞かされて、そういうことであれば誤解を生んだ私に責任がある」

　また県議会の各会派も、きのう「知事発言には問題があった」という認識で一致。自民党内からは、知事の不信任決議案や辞職勧告決議案の提出を求める声も上がっていました。

山崎氏の女性問題に…

今回、問題となった発言は参院補選で山崎真之輔氏を応援するためものですが、その山崎氏の女性問題を週刊誌が報じていることについて問われると・・・。

川勝知事：「まことに残念至極であります。もう応援することはありません」

県議49人連名の抗議文も

川勝知事を支える県議会第2会派「ふじのくに県民クラブ」は、知事の会見を聞いて…。

ふじのくに県民クラブ　
佐野愛子会長：「私の知事にしっかりと謝罪の記者会見をお願いしたつもりでした。しかしながら謝罪にはなってなかったので『誤解を与えた申し訳なかった』というふうに言ってほしかったなと私は思っております」

　一方、最大会派の自民改革会議と第3会派の公明党県議団の代表は知事室を訪ね、無所属議員も含めた県議49人の連名で、コシヒカリ発言に対する抗議文を手渡しました。

自民改革会議　
野崎正蔵代表：「余計火を消すどころか、火に油を注ぎだったような会見だったような気もしますけれども。多くの県民からしっかりとしたけじめをとっていただきたいという声も我々の所に届いておりますので、そうした声に応えられるような行動を取って行きたい」

　また御殿場市の勝又市長は

勝又正美市長：「謝罪という会見ではなくて、この内容からいきますと御殿場市民の心を傷つけた気持ちというのはとても消えない」