【静岡5区】保守系の前職2人に挑む立憲・小野範和氏 「正規雇用で安心して働ける場所を作る」
小野範和氏の母 小野登志子氏(演説)
「4月まで伊豆の国市長をやっておりました小野登志子でございます。おとなしいところが玉にキズでしたが、やはりこの苦しい選挙戦を通しまして、大変力強く、たくましくなってきたところは良かったなと思うと同時に、その力をもってしっかり日本の政治を担ってもらわなければなりません。どうか皆さん、平和な社会を作るためにも、そして若い人の未来を作るためにも小野範和をどうかよろしくお願いします(拍手)」
立憲・新 小野範和氏(48)(演説)
「大変な母の長い話を聞いていただき、ありがとうございます。また、この地で、こんなにたくさんの皆様にお集まりいただいたことを大変うれしく思います」
「医療と介護の充実を」
小野氏がまず訴えたのは、医療体制の立て直しです。
立憲・新 小野範和氏(48)(演説)
「このコロナが爆発的に感染拡大してしまって、行き過ぎた行政改革で小さくなってしまった安心を、もう一度取り戻していかなければなりません。今、母の話にありました。私の実家は助産師を営んでおりました。2階の和室には『医は仁術なり』、そういう掛け軸がありました。大規模な医療施設のある安心できる街をしっかり作っていきたい。医療と介護を充実させていきたいと思う」
自公政権における経済政策を強く批判している小野氏。アベノミクスによる雇用の創出は非正規ばかりで、日本人の賃金は上がっていないとして、正規雇用で安心して働ける場所を作ることが政治の役割だと訴えています。
立憲・新 小野範和氏(48)(演説)
「人のための政治、皆さんのための政治、あなたのための政治に取り組んでまいります。まずは総選挙、何としても勝たなければなりません」
女性:「ファイト」
小野氏:「ありがとうございます。頑張ります」
全国でも指折りの注目選挙区となった衆院静岡5区。2年前にメガバンクを退職し、衆院選に向けて準備を進めていた小野氏にとって、ようやく迎えた初めての選挙戦です。
「地元の小野範和です。地域に暮らす皆様の声を政治に届けてまいります」
前職2人に知名度で劣っている分を巻き返そうと、活動にも力が入ります。
小野範和氏の母 小野登志子氏(取材に)
「スタートが同じでないということは非常にハンディキャップが大きい。なぜなら、後ろに持つ組織というものの大きさがある。時間的、物理的な問題を考えると苦しいと思うけれど、野党の責任は果たさなければならないと思っている」
立憲・新 小野範和氏(48)(取材に)
Q.もう走り出すだけですね
A.「はい。本当に今まで支えてきてくれた仲間に感謝しながら走ってまいります」
Q.お母さんも何回も駆けつけて応援していますが
A.「やっぱり政治家としては尊敬する人物ですので、いろいろな言葉をしっかり受け止めて頑張ってまいります」
Q.12日間どのような選挙戦を?
A.「流れを変えるような動きをできればいいと思います」
静岡5区に立候補しているのは、無所属前職の細野豪志氏、立憲民主党新人の小野範和氏、自民党前職の吉川赳氏、諸派新人の千田光氏です。