吉川赳衆院議員（静岡５区）自民党離党…「１８歳女性に飲酒させた」報道　岸田総理「議員辞職は説明責任果たす中で自ら決めること」

　記者の問いかけに対してこう語ったのは、静岡５区を選挙区とする吉川赳衆議院議員。吉川氏は５月末、１８歳の女性に飲酒をさせ、ホテルで共に過ごした上で現金４万円を支払ったとニュースサイトで報じられています。

　記事によると吉川氏は「２０歳以上だと思っていた」などと反論しているといいますが、『身内』からも厳しい声が…

岸田総理（１０日）
「まずは本人が事実はどうなのか、これを説明することが大事であると思います」

世耕参院幹事長
事実でないと証明できないのであれば、出処進退含めてご自身で判断されるべき

　２０１２年の衆院選で静岡５区から立候補した吉川氏は、小選挙区で敗れたものの、比例区で復活し初当選。去年１０月の衆院選でも小選挙区で敗れましたが比例で復活当選しています。自民党内では岸田総理が会長を務める岸田派に所属する吉川氏。

　ところが昨夜、動きが…

離党届提出

　自民党によると、１０日、岸田総理から吉川氏の問題の事実関係を党として確認するよう指示があったといいます。事実関係の確認最中であった午後１０時頃、吉川氏本人から「今回の件で大変お騒がせし、党にもご迷惑をお掛けした。自民党を離党したい」との申し出があり、自民党がこれを受理しました。

岸田総理（１０日：シンガポール）
「吉川赳議員の件については、このシンガポールに向かう機中から茂木幹事長に直接電話をかけて事実関係の確認を指示しました。その過程で今晩、本人から離党届が提出されたということを、幹事長から逆に報告を受けて手続きを進める事を了承しました。議員辞職につきましては本人からまず事実関係、まだ何も説明がされていないので、本人が事実関係を説明する責任、説明責任を果たしていく、その中で自ら決定すべきこと」

　　　　　　（６月１１日放送）