【台風6号】3日、静岡県内に最接近する見込み 各地で台風への備えがすすむ 牧之原市では竜巻に警戒

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 3日静岡県内に最接近する見込みの台風6号。県内各地で備えが進められています。

 次々と押し寄せる、白波。街路樹も大きく揺れています。停電で、信号が消えていたのは、沖縄の名護市。沖縄では、レベル3の大雨警報が発表されました。今回の台風、多くの地域で新しい防災情報が初めて出される機会になりそうです。

 台風6号は今の勢力を維持したまま、3日朝から午前にかけて静岡県に最も近づく見込みです。

 6月と言えば、台風シーズンが本格的始まる頃ですが、異例の台風となりそうな理由が、その進路です。一度も上陸しないまま、3日朝早く、静岡県に上陸する可能性も…。今回の台風が上陸すれば、観測史上4番目。記録的な早さでの上陸と言えそうです。

 静岡県内での雨のピークは、3日未明から昼ごろにかけてとみられ、3日正午までの24時間の予想雨量は、県内全域で350ミリと、災害級の大雨となる恐れがあります。

 通勤通学への影響も、避けられそうにありません。東海道新幹線では、計画運休は行われませんが、3日の始発から急な運転見合わせや運休の可能性があります。

 東海道線では、3日始発から午後4時ごろまでの「計画運休」が決定。御殿場線や身延線などでも「計画運休」となりました。

 迫る台風は、旬を迎えたばかりの味覚にも…。

● 林アナウンサー:
「長田の桃は今まさに収穫の時期を迎えているんですが、台風が近づいてきているため、枝が折れないよう、このようにしっかりと棒2本で支えている」

 これからが、まさに収穫の最盛期です。全国でも指折りの「早出しの桃」として知られる、静岡市の「長田の桃」。

 テニスコートおよそ13面分の敷地を手がける、こちらの桃農家。6月中旬にかけて1トン以上を収穫する予定ですが、出鼻をくじかれるように近づく台風に、気をもんでいます。

● 杉山農園  杉山貴勇さん:
「枝が折れたり、桃が落ちてしまう。そうすると収穫量が減ってしまう。桃の木は風に弱いんです。風で揺れると他の枝に当たって桃が傷つくとか、あとは枝が折れてしまう。ですから、折れないように固定してあげる」

 特に心配しているのが、「風」による被害。過去の台風の教訓を踏まえ、早めに備えを進めたそうですが…。

● 杉山農園  杉山貴勇さん:
「枝を固定して、少し早めに桃を収穫したり、それ以外には…あとは神に祈るしかない。(台風が)ちょうど収穫量が一番多い桃の時に今回来ているから非常に心配しています」

 近年、今回の台風6号と同じような進路をたどった台風が…。3年前の同じ時期に発生した、台風2号です。沼津市の病院では、冠水が発生。磐田市の敷地川では、2年連続で堤防が決壊する被害が…。

 今回の台風で、災害級の大雨となる恐れがある静岡県。気象庁は、3日明け方から昼前にかけて、県内で「線状降水帯」が発生し、災害発生の危険度が急激に高まる恐れがあると発表しました。

【台風6号】3日、静岡県内に最接近する見込み 各地で台風への備えがすすむ 牧之原市では竜巻に警戒

「線状降水帯」が直近で発生したのが、去年9月の台風15号。県内に局地的な大雨をもたらしました。そんな台風15号によって、特に甚大な被害となったのが…。

●能地優アナ:
「去年9月に発生した台風15号に伴う竜巻による被害が、特に大きかった牧之原市細江地区です。今、走っている道路の脇に立てる電柱は、当時は、なぎ倒しになっていたんですが、今は復旧しているという状況です。ただ、今も爪跡が残っている箇所があります。およそ9カ月たったんですが、建物の屋根には、まだビニールシートが張られている箇所もあります。そして、建物が、中がむき出しになっている、そういった建物も確認できますね。このあと来る台風6号に、こういった建物が耐えられるのか非常に心配です。」

 台風15号では、“国内最大級”の竜巻が発生し、牧之原市に加え吉田町や焼津市を中心に、県内で2300軒以上の建物が被災。今回の台風は、この時の進路と似ていて、勢力を落とさずに県内に上陸する恐れがあります。

 あれから9カ月。牧之原市細江にある、こちらのドラッグストアでは、復旧工事を終え、あすのリニューアルオープンに向けて準備を進めていました。

●クスリのアオキ細江店 宮﨑滉平さん:

Q: ようやく迎えるオープンの日が、静岡に台風が最接近する日に
「ちょっと運が悪いかなという感じもあるが、私たちとしても、あすがオープンという形で、元々準備はしていたので」

 当時の写真からは、外壁や入り口のガラスなどが割れ、周囲には、さまざまな物が散乱していることが分かります。さらに駐車場では、電柱が倒れ、フェンスを押し潰していました。

●クスリのアオキ細江店 宮﨑滉平さん:
「ここの駐車場にも遠くから飛んで来た、木の太い破片とかが、もう散乱している状態になっていたし、ちょうど従業員の車もここにとめるので、その仲間の車が、ここの駐車していたところから、あちらの入り口まで飛ばされるという状況だった」

 店では、台風に備え、屋外に商品を陳列することを取りやめることにしたと言います。

●クスリのアオキ細江店 宮﨑滉平さん:
「台風の被害に関しては自然災害なので、本当に願うことしかできないが、オープンをすることがやっとできるので、あす天候が落ち着いてからでも、来てもらえればなと思っているし、やっとお客さんを迎え、対面することができるので、あすに関しては少し不安な面はあるが、楽しみにしている」

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