無免許運転の中山真珠県議「失効自覚しながら運転」 会派から除名、国民民主党は離党届受理 静岡

 史上最年少で当選した静岡市清水区選出の中山真珠県議が無免許運転していたことを受け、所属するふじのくに県民クラブは会派から「除名する」と発表しました。

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無免許運転の中山真珠県議「失効自覚しながら運転」 会派から除名、国民民主党は離党届受理 静岡

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 4月の県議選で史上最年少で当選した清水区選出の中山真珠県議。中山県議は5月で免許が失効していたにも関わらず、4日、静岡市内で無免許運転をしたということです。警察官が運転中の中山県議に声をかけて発覚。中山県議はすでに国民民主党県連に離党届を提出したということです。

所属するふじのくに県民クラブは「除名処分」

画像: 所属するふじのくに県民クラブは「除名処分」

 これを受け、中山県議が所属するふじのくに県民クラブは7日午前、会見を開きました。

ふじのくに県民クラブ 田口章会長:「この度は、私共、会派所属の中山真珠の不祥事によりまして、県民の皆様に大変な県政に対する不信感、ご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。中山真珠議員に対して、会派として除名処分をとることと致しました」

無免許運転の経緯は

 会見で説明された無免許運転発覚の経緯はこうです。

画像1: 無免許運転の経緯は

▼8月1日、中山県議が何らかの契約で身分証の提示を求められた際に免許証の失効を自覚。

▼翌日、免許センターに更新手続きに行くも、受け付け時間を過ぎていて、手続きできなかったと言います。免許センターには自ら車を運転して行ったということです。

▼そして4日、仕事が立て込んでいたため自分の運転で移動。静岡市葵区を車で走っていたところ、横断歩道での歩行者妨害で警察に事情聴取を受け、その場で無免許運転が発覚しました。

 今回の「除名」。判断について田口会長は。

画像2: 無免許運転の経緯は

田口章会長:「失効を承知していながらハンドルを持ってしまったというのが、一つ大きなポイント」

 議員としての進退は本人の判断に委ねるとしていますが、6日の時点で、中山県議は継続する意思を示していたということです。

中沢県議会議長「大変な由々しき問題」

 臨時会見の後、ふじのくに県民クラブの役員は川勝知事の元へ。今回の事態を報告しました。その後、議長や各会派の代表が参加する代表者会議が開かれ、中沢公彦県議会議長は各会派に対応を求めました。

画像1: 中沢県議会議長「大変な由々しき問題」

静岡県議会 中沢公彦議長:「大変な由々しき問題。今後どのようにするかということを、一両日中に各会派に対応を求めたので、一両日中にこの事案に対して、どのような対応をとるかが私のところに上がってくるかと思うので、それを頂いてから、なるべくスピード感をもって対処したい」

 そして午後2時ごろ。

ふじのくに県民クラブ 田口章会長:「中山真珠がうちの会派を退会するという報告になります。議長の方へ提出頂くようお願い致します」

画像2: 中沢県議会議長「大変な由々しき問題」

 ふじのくに県民クラブの田口会長が県議会事務局に届け出を提出。中山県議は7日付で無所属になり、ふじのくに県民クラブの所属議員は17人となりました。

国民民主党も会見で謝罪

 そして国民民主党静岡県総支部連合会も会見を開き、謝罪しました。

画像: 国民民主党も会見で謝罪

国民民主党静岡県連 田中健会長:「県連を代表して、皆様におわび申し上げたいと思います。この度は誠に申し訳ございませんでした」

 県連は離党届を受理し、7日中に党本部に提出する方針です。関係者によると、中山県議は8日、会見を予定しているということです。