目指すは「J2優勝」と「J1残留」 静岡県内2チームそれぞれの戦い

すでにJ1復帰を決めたジュビロ磐田はJ2優勝をかけて、清水エスパルスはJ1残留をかけて、それぞれアウェーでの一戦に臨みました。

J1復帰に華を添えたいジュビロは…

画像: J2優勝を決め喜ぶジュビロの選手

J2優勝を決め喜ぶジュビロの選手

勝てば無条件、引き分けでも、2位・京都の結果次第でJ2優勝が決まるジュビロは群馬との戦い。

 最初のチャンスは前半、ゴール前のこぼれ球に今野!さらに21分には、相手のクリアボールを大津がダイレクトボレー!積極的に
相手ゴールに迫ります。

 攻めるジュビロでしたが 37分には危険な場面も。中央を崩され、シュートを放たれますがここは三浦がビッグセーブ。今シーズン、何度もチームを救ってきたジュビロの守護神が得点を許しません。

 後半も攻めるジュビロですが、相手のディフェンスに苦しみ、得点を奪えません。このまま最後まで互いに無得点で試合終了。

 それでも、2位・京都が引き分けたため1試合を残して初のJ2優勝が決定!J1復帰に華を添えました。

DF大井健太郎選手:「結果という形で恩返しができて、本当に良かった。(最終節)勝って終われるようにしたい」

今節で残留を決めたいエスパルスは?

一方、エスパルスは浦和と対戦。条件次第ではJ1残留を決められる重要な一戦です。

 なかなか決定機を作れないエスパルスでしたが、前半45分。鈴木唯人が個人技で見せます。相手ディフェンスに囲まれながらエリア内に切り込み左足!しかし、このシュートは防がれます。
 
 後半23分には、得点源であるセットプレーのチャンス。西澤のキックは惜しくもポストに嫌われます。

 逆に43分、相手に一瞬の隙を突かれ、あわやの場面を招きますが…ここは守護神・権田が体を投げ出しブロック!最大のピンチを凌ぐと、0対0のまま迎えた試合終了間際でした。山原のボールキープからパスを受けた途中出場の中村がコースを狙い右足を一閃!

 劇的な決勝ゴールを挙げ、今シーズン初の連勝を飾ったエスパルス。17位・徳島が勝利したため、残留決定はなりませんでしたが次節、引き分け以上なら自力で残留が決まります。

MF中村慶太選手:「最後全員が勝ちにいく姿勢がたまたま僕のシュートにつながったと思います」「最終節しっかり勝ってホームで勝って残留を決められるように頑張ります」

画像: 今節で残留を決めたいエスパルスは?