パラリンピック自転車競技始まる 静岡・伊豆市で無観客開催 地元の受け止めは…

東京パラリンピックはきょうから静岡県内でも自転車競技が始まりました。しかし全面無観客での開催に、地元の受け止めはオリンピックの時とは違うようです。

修善寺駅前 伊豆市民は…

画像: 修善寺駅前 伊豆市民は…

パラリンピック自転車競技の会場となっている伊豆市。きょうから伊豆ベロドロームでも競技が始まるにも関わらず、会場近くの修善寺駅前で盛り上がりは感じられません。
 オリンピックの開催時は会場に向かうバスの出発場所となっていたこともあり多くの観客の姿がありましたが、静岡県にも緊急事態宣言が発令されたこともあり、パラリンピックは静岡を含むすべての会場で無観客開催となっています。

伊豆市民(60代):「前のオリンピックの時は結構すごかったが、(きょうは)こんなに空いててすごくびっくりした。」

伊豆市民(50代):「活気があるはずだったイベントだと思うので、少しその辺は活気に欠けてしまって。ポスターだけが貼ってあるなというのが本当の気持ち」

伊豆市民(10代):「修善寺って観光で成り立っている町なので、人がいないとさびしいなと。もっと本当は来てほしかったけどしかたないかなという感じ」

修善寺駅前のレンタサイクルショップでは…

レンタサイクルショップ
店員:「もともと伊豆市は自転車で町おこしイベントを組んだりしてうちもレンタルをやっているが、コロナがこういう状況じゃなかったら皆さんに来ていただいて楽しんでいただけたら良かったと思っている。もっといい時に、コロナが無い時に開催されて皆さんが喜んでもらえたら一番だった」

開催自治体も落胆…

オリンピックの時とはうって変わってしまった今の状況に、伊豆市も落胆を隠しきれません。

伊豆市 東京オリパラ推進課
山田和彦主幹:「本来であれば職員をこちらに配置しオリンピックと同様、観戦客の皆さまにおもてなしする予定だったが、それらをできなくなったのが非常に残念に思っている。時期的にコロナの感染拡大での観光客の減少もあるので、その辺が一緒になってしまってさらに寂しい感じがするのかなと」