静岡・三島南 センバツ初戦敗退も「感謝を伝えたい」 学校の体育館から生徒らが声援

熱戦が続くセンバツ高校野球。21世紀枠で初出場を果たした静岡・三島南は、初戦で敗れましたが憧れの舞台で多くの見せ場を作り躍動しました。

画像: 静岡・三島南 センバツ初戦敗退も「感謝を伝えたい」 学校の体育館から生徒らが声援

 創部100周年の節目に初の甲子園出場となった三島南。3月20日に行われた鳥取城北戦では、学校の体育館に生徒たちが集まりテレビで観戦しながら野球部に声援を送りました。

1回表
憧れのマウンドに立ったエース植松の立ち上がり。鳥取城北がランナー2人を出しますが、持ち味の打たせて取るピッチングでしのぎます。

2回裏
すると2回、三島南は1アウト3塁と先制のチャンスを作り7番・富岡。レフトへの当たり犠牲フライとなり、待望の甲子園初得点で先制します。

5回表
しかし5回、鳥取城北に連打を許し1アウト2塁1塁のピンチを招くと、ここで意表を突くセーフティーバント。守りのミスも絡みランナー2人がホームイン。さらに1点を追加され、この回、逆転を許します。

6回裏
2点を追いかける三島南は6回。3番・前田が積極的な走塁でスリーベースヒットとします。そして4番・小堂の初球。センター前ヒットで1点差に詰め寄ります。

9回裏
このあとリードを4点に広げられた三島南は9回。ランナーを2人出し粘りましたが、最後はダブルプレー。勝利にはあと一歩及びませんでした。

稲木恵介監督:「常に前を向いてゲームに臨もうというのがあったので。子どもたちは今できる目の前のことを一生懸命やっていた。秋の大会と比較すると成長したと感じる」

植松麟之介投手:「テレビで見ていた風景で自分が真ん中に立って投げることができて、メンタルが強くなった部分があったし。夏、県で優勝してこの舞台に帰ってきたい」

女子生徒:「すごかったです。みんな真剣に頑張っていて格好良かった」

植松投手と同じクラスの男子生徒:「悔しそうな顔をしていて。でも頑張ってくれたので良かった」

女子生徒:「代表として頑張ってくれてありがとうと感謝を伝えたい」