駿河総合・兄の原崎雄陽選手から弟の翔陽選手…双子の投手リレーVSシード校・浜松工業は細窪選手が投打で　/高校野球静岡大会

　駿河総合の先発は、プロ注目のサウスポー原崎翔陽ではなく、双子の兄・雄陽。1回、浜松工業は1アウト2塁のチャンスを作り、3番・金子がセンター前にはじき返し、わずか8球で先制します。

　浜松工業のエース・細窪はランナーを背負いながらも最速142キロのストレートと、キレのあるスライダーで5回まで駿河総合を0点に抑えます。

　2回以降、粘りの投球を続けていた駿河総合の原崎雄陽でしたが、6回、2アウト満塁のピンチを背負うと、ここでベンチは弟の翔陽をマウンドに。

原崎翔陽選手：「雄陽が最少失点で頑張っていたので、打たせて取ろうと思った」

　浜松工業の6番・神田に力強いストレート。双子の投手リレーで、このピンチをしのぎます。

　すると直後の6回裏、駿河総合はヒットと送りバントで1アウト2塁。一打同点のチャンス。しかし、浜松工業の細窪が立ちふさがり、2者連続で三振に倒れます。

　ピンチを乗り切った浜工は8回、満塁と原崎翔陽を攻め、打席には細窪。打球はレフトスタンド上段へ飛び込むグランドスラム。

　エース細窪の投打にわたる活躍で、浜松工業が初戦突破です。

【結果】　浜松工5ー2駿河総合

浜松工　細窪優良投手：「（原崎投手は）自分より上のピッチャーと思って投げた。絶対に投げ負けないように、日々練習してきたことが、きょうの試合に出てよかった」

駿河総合　原崎翔陽投手：「悔しい部分もあるがやり切りました。自分の最終目標はプロ野球選手なので、になりたいので、大学でしっかり体を一から全部力をつけたい」