J1清水、平岡新監督で初黒星…再び守備崩壊で5失点「身構えて、相手に流れが」
<明治安田生命J1:北海道コンサドーレ札幌5-1清水エスパルス>◇第28節◇21日◇札幌ドーム
清水エスパルスは、アウェーで北海道コンサドーレ札幌に大敗した。DFファン・ソッコ(31)のゴールで先制したが、守備が崩壊して今季最多タイで2度目の5失点。5試合ぶりの敗戦を喫し、今季初の3連勝を逃した。
前半5分、左サイドを突破した清水は、FWカルリーニョスが、ゴール前中央のFW後藤優介へパス。後藤がポストプレーで落としたボールを受け、走り込んできたファンが、右足をコンパクトに振った。シュートはグラウンダーでゴール右隅に吸い込まれた。
しかし、札幌はここから反撃。同17分、交代で入ったばかりのFWアンデルソン・ロペスが同点ゴールを決めると、同36分、同40分にも得点を重ねた。そして、後半も前がかりとなった清水の隙つき、2点を追加した。
清水は平岡宏章監督が就任後、初の黒星。勝利した2試合は各1失点だったが、この試合ではクラモフスキー前監督が指揮した際に見られた守備のもろさが、再現される形になった。「戦う集団になる」と言い続ける新指揮官は、この大敗からチームをどう立て直すか…。次節は25日、アウェーで横浜FCと対する。
清水・平岡宏章監督 狙い通りの先制点でしたが、その後に相手の攻撃を身構えてしまいました。そして、相手に流れがいきました。後半は2点負けていて、守っていても仕方ないので前からいきました。こちらが2点目を取るか、4点目を取られるかでしたが、やはり、最後(ゴール)へのクオリティーを上げていかなければと思います。