【高校野球静岡大会】 「考える野球」で狙うは秋・春・夏の3冠 藤枝明誠高校

秋、春の静岡を制し第1シードで夏の大会に挑む藤枝明誠。投打の柱を軸に4年ぶりの甲子園を目指します。

投打の柱

高校通算30本塁打、攻撃の柱はキャプテンで4番、県ナンバーワンスラッガーの呼び声高い川瀬譲二。

画像1: 投打の柱

川瀬主将:「自分の1本で流れを変えたり勝利を寄せるような、チームがつらい時に自分が引っ張っていける、そういうプレーをしていきたいです」

 そして守備の柱は明誠のドクターK 小林輝。切れ味鋭いスライダーが持ち味、夏の大会も奪三振ショーが期待できそうです。

画像2: 投打の柱

小林投手:「点をやれない場面だったり、ここぞという場面で狙って三振をとれるところが自分の強みだと思ってます」

「考える野球」で甲子園へ

指揮を執る光岡孝監督がチームで最も大切にしていること、それは「自ら考える野球」。

光岡監督:「グラウンドで戦うのは最後1人なので、自分で考えてそれをプレーに移せるか、そこが野球の一瞬の判断の中では大事になってくるので、普段から考えなさい、考えなさいっていうのは口うるさく言っております」

光岡監督:「1アウト1塁」
選手:「1アウト1塁」

画像: 「考える野球」で甲子園へ

 守備練習では自ら正しい判断ができるよう、ランナーを置いた実戦形式を多く取り入れ、自主的に指示を出し合います。

光岡監督:「セカンドが捕ったら誰がベースカバーに行くの?1%でも可能性のあるものは全部つぶしておけ、今のうちに!」

 チームの成長は数字にも表れています。今年春の公式戦でのエラー数は11試合でわずかに6個。1試合平均0.5個に抑えられています。

川瀬主将:「秋も春もいちばんの(勝てた)要因は守備のミスが少なかったのが要因で、自分たちはそれをやれば勝てるっていうことを理解していますし、大切なことだと思います」

 秋・春を制覇した自信を胸に「考える野球」でこの夏、狙うはただひとつです。

小林投手:「自分がチームを勝たせて、支えてくださった方々に恩返しができるような、そういうピッチングをしていきたいと思います」

川瀬主将:「今年の目標はやはり甲子園に行くこと。そして秋・春・夏の3冠を達成することです」