卓球・水谷隼選手 故郷でラストゲーム 静岡・袋井市
卓球競技の第一線から退く考えを表明していた、磐田市出身で東京オリンピック金メダリストの水谷隼選手が24日、袋井市で現役最後の試合に臨みました。
【8月の水谷選手会見】
『今の自分の気持ちとしては完全に卓球からは離れると思います』
東京オリンピック男女混合ダブルスでの金メダルなど、日本の卓球界をけん引してきた水谷。その一方で、目の不調からオリンピックのあと現役生活に一旦区切りをつける考えを表明していました。
【リポーター】
『水谷隼選手の活躍を見に、会場には多くの観客が駆け付けています』
その水谷が引退の舞台に選んだのが地元に隣接する袋井市。大勢の観客の前で24日のTリーグ公式戦、木下マイスター東京の一員として、代表でともに戦った張本選手とダブルスを組み、現役ラストマッチに臨みました。
第一セット、最初のポイントは水谷のフォアハンド。
その後も得点を重ね、11ー8で第一セットを取ります。
続く第二セット、7ー8で迎えた場面では水谷らしいサーブで同点に追いつくと、その直後には強烈なリターンスマッシュ!勝ち越します。
迎えたマッチポイント…。
試合を決めたのは、水谷のチキータ!!
地元で有終の美を飾った水谷、輝かしい現役生活に一つ区切りをつけました。
【水谷選手オンライン会見】
『やっと終わるんだなって感じですかね』
『ファンのみなさんの声援の中でプレーしていて、その場にいたい、これからも現役選手としてプレーしたいという気持ちは強くありますね。これから戦い続ける若い選手のことを、うらやましくも思いますし、自分もこれから5年10年このTリーグでプレー出来たら最高だなという気持ちは心にあります』