828グラムで生まれた中学生 1年延期も実施を信じ練習続け…大役果たしお母さんからサプライズ /聖火リレー 静岡市
生まれた時は828グラム…晴れ舞台を前に練習を続け
石田和外アナウンサー:「静岡市の中心街・御幸通りです。このコースを走るのは小学校6年生のクリスマスにランナー決定の知らせを聞いて、それから1年半、晴れ舞台を待ち続けていた少年です」
静岡市立東中学校2年生、国分遼平君。走ることが好きで聖火ランナーに応募しました。生まれた時は828グラム。周りに比べ、成長が遅かった遼平君。小学校生活の思い出にと、6年の夏に応募した聖火リレー。決定の知らせが届いたのは、おととしのクリスマスでした。
しかし去年3月に決まったオリンピックの1年延期。それでも1年後に走れることを信じて、練習を続けてきました。2月に、静岡市内で展示されたトーチのレプリカを見に行って、モチベーションをあげ、6月には、専門家にランニング指導を受けトーチを持ちながら腕を振る練習。
静岡市立東中学校2年生、国分遼平君。走ることが好きで聖火ランナーに応募しました。生まれた時は828グラム。周りに比べ、成長が遅かった遼平君。小学校生活の思い出にと、6年の夏に応募した聖火リレー。決定の知らせが届いたのは、おととしのクリスマスでした。
しかし去年3月に決まったオリンピックの1年延期。それでも1年後に走れることを信じて、練習を続けてきました。2月に、静岡市内で展示されたトーチのレプリカを見に行って、モチベーションをあげ、6月には、専門家にランニング指導を受けトーチを持ちながら腕を振る練習。
そしてトーチキスの時のパフォーマンスの準備も…。
国分遼平君:「聖火ランナーのポーズとかも決めました」
準備万端で臨んだ聖火リレー当日。
国分遼平君:「緊張するのとトーチの火をちゃんと渡せるか心配です。お世話になった人に感謝して走りたい」
そしてスタート
この1年半。一番近くで遼平君を見てきた母の由佳さんは…。
母、由佳さん
「明るい所は変わらない。常に前向き。心も身体も成長した」
「成長の証」を見せる晴れ舞台。いよいよスタートです。1年前、ペットボトルを片手に励んだ練習。その成果を発揮し、重さ1.2キロの
トーチを高く掲げ、力強い走りを見せます。
お母さんからのサプライズは…
応援ににかけつけた中学校の先生たちに手を振る余裕も見せます。沿道のたくさんの人たちの視線を一身に浴びて、夕闇の中、希望の光、オリンピックのともしびを運んでいきます。
通常より長めの300メートル近くを走り切り、最後に見せたのは…富士山ポーズ。堂々と大役を務め上げました。
そしてお母さんからサプライズが…。
母:「おめでとうございます。金メダルです。聖火ランナー、国分遼平君。良かったね」
国分遼平君:「聖火ランナーをやって、人生に一度しかないので、やってよかった」
Q.緊張しなかった?
A.緊張しましたよ(笑い)。