J1清水山室社長が今季の低迷を謝罪、来季4チームJ2降格で「非常に緊迫感ある戦い…上位争いで飛躍のシーズンに」
今季J1リーグ日程を終えた19日、清水エスパルスの山室晋也社長が、クラブの公式サイトで、16位で終えたチーム成績を謝罪した。
「社長、ゼネラルマネージャー、監督が交代し、『REFRAME』のスローガンのもと、新たなスタイルにチャレンジした今シーズンでした。しかしながら、皆様のご期待を大きく裏切る結果となってしまったことは深くお詫び申し上げます」
その上で、来季の目標を「上位争い」に置いた。「来季のJ1リーグは、20チームでスタートし、下位4チームが降格となる非常に緊張感のある厳しい戦いを強いられることが予想されます。しかし、今季の悔しさをバネにして、来季こそは下位争いではなく上位争いに食い込み、ファン・サポーターの皆様のご期待にお応えできるよう飛躍のシーズンにしたいと思っております」。
山室社長はみずほ銀行出身で、昨年まではプロ野球千葉ロッテの球団社長を務め、今年1月に清水の新社長に就任。同月の新体制発表会見では「必ずや優勝できるチーム、強いクラブを実現すべく精一杯取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします」と話していた。しかし、「超攻撃サッカー」を提唱したピーター・クラモフスキー前監督のもとでは、クラブワーストタイの7連敗を含めて3勝5分17敗。11月から交代した平岡宏章監督の指揮では4勝2分け3敗と勝ち越したが、今季通算ではクラブワーストの20敗(引き分けを採用した1999年以降)を記録した。この日の最終節ガンバ大阪戦に敗れれば、クラブ史上初の最下位でシーズンを終えるところだった。