【J1復帰へ】元日本代表・佐藤寿人氏「ジュビロ磐田のキーマンはFWジャーメイン良」　清水エスパルスと勝点1差の3位

　Jリーグ歴代最多記録220ゴールをあげた元日本代表のFW・佐藤寿人氏(41)が22日、静岡朝日テレビのスポーツ番組「スポーツパラダイス」に出演し、終盤を迎えたJ2で3位につけるジュビロ磐田J1復帰へのキーマンとしてジャーメイン良選手をあげた。

　佐藤寿人氏は「動き出しがよく、前線でアクションが起こせる。シーズンを通して試合に出続けることでチームメートとの連携もしっかりできてきたし、チームとしてもサイドで起点を作ることが多いので、ジャーメイン選手の動き出しの良さが、得点もそうだし、より多くのチャンスを生み出している。前線で起点になるポストプレーのうまさもあるし、ジュビロは前線にタレントが多いので、ジャーメイン選手がしっかり前線でタメを作ることで、攻撃の選択肢を作っていける」と説明。

　佐藤寿人さんからの指名に、ジュビロ磐田・ジャーメイン良選手を直撃すると「（キーマン指名は）本当にありがたいこと。自分も寿人さんが広島時代、ツーシャドー、ワントップのときの“ワントップの動き”を見ていて、参考にしていた。（パスへの）タイミングとか動き出しは日々、人のいいものを取り入れるようしっかり見ている」と、実は参考にしていたことを明かした。

　ジャーメイン選手は今季チームトップの9得点をあげていて、二桁ゴールも目前。その好調の要因のひとつとして相手との“駆け引き”をあげた。「相手が背後をケア（用心）している雰囲気があったら相手のポジション取りを見て、しっかり足元にボールを引き出したり、そういうプレーの幅が出来た。それで相手が食いついてきたら、自分の得意な『背後を狙う』という使い分けが出来るようになった」

　J1復帰へ現在3位の磐田。24日は9位の岡山、さらに5位長崎、2位清水との静岡ダービーと難敵が続く。ジャーメイン選手は、目の前の試合を『勝ち切る』ことが重要と捉えている。「ゴール前では冷静になりつつ、しっかり点を決めてチームを勝たせられるように頑張りたい」

(9月22日　静岡朝日テレビ「スポーツパラダイス」)