「僕らの仕事は勝つこと、新しいサッカー王国を作っていく」 飛躍のシーズンへ 清水エスパルス守護神・権田選手にJ1開幕直前インタビュー
昨シーズン、J1リーグ14位に甘んじたエスパルスは今シーズン日本代表のゴールキーパー権田修一選手を完全移籍で獲得。飛躍のシーズンへ。いよいよあすホームに札幌を迎え、新シーズンに臨みます。
「僕らの仕事は勝つことなので」
「僕らが新しいサッカー王国を作っていくんだ」
エスパルスの守護神・権田選手が今シーズンにかける想いと静岡サッカーへの愛をたっぷり語ってくれました！
選手もサポーターも一体感あるサッカーを
Q，いよいよJリーグの開幕が近づいてきていますが、今年のエスパルスはどんなサッカーを見せてくれますか？
清水エスパルス
権田修一選手：「必要なところで走る、全員が味方のためにプレーする。日本平のスタジアムでサポーターの方含めて一体感あるなっていう雰囲気を僕らは見せたいなと思っています」
Q．それが（昨季）最終節のサッカーということも言える？
清水エスパルス
権田修一選手：「あの試合はまさにそうで、全員が、平岡監督のもと1つのチームになって戦えたというのが、あの試合それは、引き分け以上で自力でのJ1残留が決まる昨シーズンの最終節」
（昨季）最終節で感じたこと「もっと強いチームになる」
重圧がかかる大一番で劇的勝利。起死回生の３連勝でシーズンを締めくくりました。
権田選手スピーチ：「みなさんがきょうスタジアムで感じたことそれが僕たちがこれから進む道だと思っています。絶対に最後まであきらめない姿勢。１対１で負けない強さ、１人１人が仲間のために走る事来シーズンはそういう１つ１つのプレーやそういう選手たちにもっと大きな声援をかけてあげてください」
清水エスパルス
権田修一選手：「一緒に戦った選手にも自分たちはこれが出来るんだと自信を持って今シーズン臨んでほしかったですし応援に来てくれた方にも希望を持ってもらいたい。やっぱエスパルスのベースはコレだよねっていうのがあればそこからさらに色づけしてもらったら、もっと強いチームになるっていう感覚があったので僕的にはそういう意図で挨拶はさせてもらいましたね」
「勝点３」にこだわりたい…そう思わせてくれた清水の町
今シーズンは、エスパルスの１０番を背負ったこともある白崎凌兵選手が復帰するなど、新たに８人の選手もチームに加入。昨シーズンの終盤、チームを立て直した平岡宏章監督のもと２００１年以来のタイトル獲得を目指します。
清水エスパルス
権田修一選手：「最初１７試合終わったときに勝ち点４０取れるようになりたいな。引き分けたときに、勝点１を拾ったじゃなくて勝点２を失ったっていうそういう気持ちで常に毎試合臨みたいので、とにかくその日の全力を出して、勝点３を取るためにとにかくやっていきたいなと思っています」
そう思わせてくれたのはいつも背中を押してくれるサポーターの存在でした。
清水エスパルス
権田修一選手：「スーパーに行ったときに『頑張ってね。週末の試合』って４０代・５０代ぐらいの女性の方から声をかけられるってないんですよ。普通。こうサッカーっていうものをすごく愛している方が多い町だなって」
静岡のために頑張りたい
Ｑ．権田選手の話を聞いていると地元の選手よりも清水愛を感じるんですが。
清水エスパルス
権田修一選手：「逆に清水生まれじゃないからじゃないですかね。西澤健太だったり、宮本航汰、立田悠悟、滝裕太、成岡輝瑠、あと今年２人入った菊地脩太と千葉寛汰というのはもうこの街で生まれて育って、常にエスパルスを見て育ってきた選手なので、僕はそういう選手たちと同じ目線で戦えないと、いけない。本当にクラブを愛することが出来ればそれだけクラブのために戦えるし、クラブのためにいろんな犠牲も払えるし、僕らの仕事は勝つことなので『静岡のサッカーすごいよね、静岡ってサッカー面白いよね、静岡ちょっと行ってみたいよね』とかって思ってもらえるような、新しいサッカー王国を作っていくんだっていうぐらいの気持ちを持ってやっていきたいなって思ってます」
Ｑ．権田選手にとってかなり大きな仕事になりそうですね。
清水エスパルス
権田修一選手：「それぐらい大きなモチベーションがないとやりがいもないですし、本当に僕自身エスパルスに完全移籍決めたのも、ここのクラブに街にポテンシャルを感じましたし、それぐらいやりがいがあるので僕は何なら楽しいです」
最後に、権田選手から番組をご覧の皆さんにメッセージが。
清水エスパルス
権田修一選手：「今シーズンの清水エスパルスは皆さんが静岡に住んでいて静岡出身で本当に良かったなって思ってもらえるようなそういうチーム・クラブを目指して僕含めてみんなで頑張っていくので、応援してもらえたら僕自身はすごいうれしいですし、それが静岡のためになると思います。これからもよろしくお願いします」