【高校野球静岡大会】決勝戦で日大三島が33年ぶりの頂点に 春夏連続の甲子園出場を決める!
104回目の静岡の夏。109校、107チームの戦いも、ついに頂上決戦。
決勝戦を戦う両校が決戦の地・草薙に…
須藤アナリポ 29日午前7時45分
「今年の静岡大会も決勝を残すのみとなりました。まず球場にやってきたのは、静清高校。継続試合となった準決勝から、3日連続の試合となりますが、選手たちに疲れの表情は一切ありません」
そして、その15分後。日大三島も、決戦の地・草薙に。
甲子園をかけた静岡大会決勝。その切符をつかみとるのは、17年ぶりに決勝まで勝ち上がった静清か。夏は33年ぶり、春に続く出場を狙う、日大三島か。
新たな歴史を切り開く戦いが始まります。
プレイボール!序盤から日大三島が試合を動かす… 静清の見せ場も。
1回表、日大三島が早速試合を動かします。静清の先発・久保の立ち上がりを攻めると、2アウト2塁で、エースで4番の松永。
センター前へのタイムリーヒットで先制すると、日大三島は続く2回、ランナーを2塁に置き、9番・吉川。
さらに、リードを広げます。
2点を追いかける静清は3回、1アウトで1番鈴木。
変化球を捕らえ、チーム初ヒット。続く、2番・山田。
今大会の静清らしく、手堅いバントで得点圏にランナーを進めると、打席には、準決勝で3安打の3番・伊東。
しかし、ここは、日大三島のエース・松永が抑え、得点を許しません。
日大三島が点を重ねる中、静清も意地を見せる…
日大三島は4点リードで迎えた6回、ランナーを1塁に置き、1番・京井がこのバッティング。巧みなバット裁きでヒットにすると、この間に1塁ランナーは一気に3塁へ。
打撃と走塁、高い技術でチャンスを広げると、2番・寺﨑。
逆方向へのヒットで5点目を奪うと…。
続く3番・池口もライト前に2打席連続のタイムリーを放ち、この回一挙4得点。静清を突き放します。
食い下がりたい静清はその裏、先頭の3番・伊東。チーム初の長打で反撃ののろしを上げると、その後ランナーを3塁まで進め、5番・高橋。
犠牲フライで、3塁ランナーが生還。
ついに、1点を返します。
静清の追加点のチャンスに日大三島の好プレー!
静清は7回裏にも、得点圏にランナーを進め9番・馬場。
三遊間を抜けそうな強い当たりでしたが、
日大三島のショート・吉川の好プレーに阻まれます。
そして、日大三島7点リードで迎えた9回裏2アウト…。
日大三島が静清を破り 春夏連続の甲子園出場を決める!
33年ぶりにつかんだ静岡の夏の頂点。
日大三島が8対1で静清を破り、春・夏連続の甲子園出場を決めました。
日大三島 松永陽登
絶対に甲子園にいくという気持ちできょう戦った。全員で勝ち取った勝利だと思うので、すごくうれしかった。この夏に全部ぶつけて、最後まで戦いたい。
日大三島 永田裕治監督
「スタンド一体となって戦ってくれたことに本当に感動を覚えるし、感謝を申し上げたい 全員野球を貫いてきたので (甲子園でも)静岡県代表として一生懸命プレーしたい」