浦和移籍のチアゴサンタナ「私にとってとても複雑な日。また会いましょう」清水サポに感謝

 浦和レッズへの完全移籍が発表されたFWチアゴサンタナ(30)が清水エスパルスを通じてコメントを発表した。以下がコメント(本文まま)

チアゴサンタナ選手
チアゴサンタナ選手

 「清水エスパルスに関わる方々、チームメイト、そしてサポーターの皆様、今日は私にとってとても複雑な日です。私のプロキャリアにおいて、新たな挑戦をする決意とお別れの挨拶をしたいと思います。3 年前、この素晴らしい国にある清水エスパルスは、私に扉を開いてくれたクラブです。私が日本に着いたその日から、皆さんがとてつもなくスペシャルだったことを覚えています。当時はパンデミックの時期だったため、私は妻と子供をブラジルに残して、1 年間エスパルスのために戦い続けました。 その苦境を乗り越えられたのは、来日した日からクラブのプロフェッショナルな姿勢や熱狂的なサポーター、エスパルスファミリー全員に歓迎されたからに他ならないです。本当に皆さんにハグされた感じでした。2021 年当時のそれは、家族の不在を感じさせないくらい温かいものでした。その後、私の妻と長女、長男が来日しましたが、皆さまからとても歓迎されて家族が一つになりました。日本、静岡、清水の文化、伝統、歴史について、愛と優しさをもって教えてくれたことに感謝しています。エスパルスで戦った3 シーズンで残せた結果は43 ゴール、2022 年にはJ1 リーグ得点王、113 試合に出場し、皆さんに喜んでいただけるよう全力を尽くしてきました。 人生において悲しい瞬間もあるように、残念ながらチームはJ2 に降格してしまいましたが、近い将来に必ずエスパルスはいるべき場所で、ふさわしい輝きを取り戻すと信じています。静岡市民、静岡県民、そして日本の皆様と一緒に過ごせた全ての時間にあらためて感謝します。この場は「さようなら」ではなく、「また近々会いましょう」だと心の中で感じています。クラブと皆さま一人ひとりの成功をこれからも応援しています。Um forte abraço!』

 チアゴサンタナは2021年にポルトガル1部サンタクララから清水に完全移籍加入。2023年はJ2で38試合12得点、J1では通算64試合27得点をあげている。