磐田加入のGK川島永嗣「初めての関係じゃない」 川口能活コーチと練習。横内監督は「カタールW杯のときより状態いい(笑)」
ジュビロ磐田に完全移籍で加入した川島永嗣(40)が14日、磐田で初練習に参加。天候にも恵まれ約2時間汗を流した。
2010年南アフリカから2022年カタールまで、ワールドカップ4大会連続で代表入りしたレジェンドが「楽しみにしていた」というのが、同じく1998年のワールドカップから南アフリカまで、4大会連続で選出された川口能活コーチとのキーパー練習。直接川口コーチのシュートを受けるも、さすがのキャッチング技術を見せてサポーターの目は釘付けになった。川島は「すごいやりやすかったです。初めての関係じゃないですし、川口コーチとはこれからどうやってコンディションを上げていこうか、という話もしました」と練習を振り返った。
磐田には昨季のレギュラーゴールキーパー三浦龍輝や、神戸から加わった坪井湧也、新人大卒の杉本光希の4人体制。川島は積極的に声をかけながら雰囲気づくりにも精力的だった。「キーパーグループで切磋琢磨してレベルアップすることがチームの成長につながる。いい関係を築いていきたい」と川島。それでも、14年ぶりのJリーグ復帰でピッチに立つ意欲は高く「一番大切なのはやはり開幕、ピッチの上でいいパフォーマンスを見せること。そこにむけて自分自身がしっかり準備していきたい」とスタメン出場を目標に掲げた。
2022年のカタールW杯でともに戦った横内昭展監督は15人の新戦力が加わった今季スタメンについては白紙を強調。「永嗣もスタメンは約束されていない。トップ(=フォワード)で使わないことは確か。カタールのときよりコンディションいいんじゃないかとは本人と話した」と笑った。磐田は27日から鹿児島キャンプに入り数試合の実戦を予定している。