昨季引退の山田大記が引退後サッカー初解説「サッカーを純粋に楽しめました」 静岡県中学1年生サッカー大会は静岡学園が清水エスパルス下し優勝

 第45回静岡県中学1年生サッカー大会決勝
 〔静岡学園2-0清水エスパルスジュニアユース〕エコパ 2日

山田大記氏(左)と片山真人アナウンサー
山田大記氏(左)と片山真人アナウンサー

 遠州トラックカップ第45回静岡県中学一年生サッカー大会決勝戦が2日袋井市のエコパスタジアムで行われ、静岡学園中がFW勝又璃空とFW杉沢旺甫のゴールで清水エスパルスジュニアユースを下し優勝した。
 
 この試合で解説者を務めたのが、昨シーズン限りでジュビロ磐田で現役引退した山田大記氏(36)。
 磐田には選手引退後もCRO(=クラブリレーションズオフィサー)という役職で残留。子ども食堂の運営といった自身のNPO法人活動にも力を入れる中で、1月下旬には磐田のキャンプ地・鹿児島を訪問し新キャプテン任命式の大役を務めていた。きょうは引退後初解説となる中学1年生サッカー大会決勝を解説。試合中は選手のプレーを褒め、前後半の変化の両チームのなど、わかりやすい解説を披露した。
 
「楽しかったです。引退してまたサッカーの見方が変わってきたし、自分のプレーに結び付けなくなくてよって純粋に楽しめました。どちらが勝ってもおかしくなかったし、とにかくレベルが高くて、子供たちが頼もしく見えました」と山田氏。
 今後、古巣・磐田のJリーグ解説をする機会もあるのかと聞くと「解説者は厳しいことも言わなければいけない。まだ知っている選手も多くて関係性もあるのでちょっと遠慮しておきます」と笑い、解説業への本格進出には消極的だった。

 山田氏が解説を務めた遠州トラックカップ中学1年生サッカー大会決勝戦の模様は、2月16日午前10時から、静岡朝日テレビマルチチャンネルで放送される。