J1清水、ホーム最終戦で仙台に敗れて最下位転落…平岡監督「申し訳ないです」
17位清水エスパルスはホームで18位ベガルタ仙台に敗れ、最下位に転落した。19日の最終節ガンバ大阪戦に敗れると、無条件でJ1最下位が決まる。
清水にとっては今季ホーム最終戦で、「絶対に負けられない試合」を落としてしまった。前半は先制され、追いつき、またリードされる展開になった。1点を追う後半は、清水がペースを握り、同22分、MF中村慶太のスルーパスにDFファンソッコが反応。左サイド深くから低く速いクロスを上げ、FWドゥトラが頭で同点ゴールを奪った。今季限りでの契約満了が発表されたばかりだが、相手選手と頭を接触しながらの今季6点目。2試合連続ベンチ外のエースFWカルリーニョスに代わり、存在感を見せつけた。
その後も両チームは激しい攻防を続けたが、清水は同41分、相手にFKゴールを決められて1点をリードされた。それでも、清水イレブンはあきらめることなくゴールに迫った。同43分には引退を発表したDF吉本一謙もピッチに入ったものの、追いつけないまま試合は終了。最終節はシーズン最下位の屈辱を回避すべく、勝ち点3のみを狙う。
清水・平岡宏章監督 後半は負けているので、新しい選手を(2人)入れて攻撃のメッセ―ジを送りました。ただ、負けてしまって、寒い中に来ていただいたサポーターの皆様には申し訳ないです。最後はしっかりと準備をして勝って終わりたいです。監督に就任して以来、私自身、「戦う集団になる」と言ってきましたが、まだまだやれると思っています。ポテンシャルがあると思っています。皆さん、最後までご声援をお願いいたします。
清水・山室晋也社長 ホーム最終戦、大変寒い中で声援をいただき、誠にありがとうございました。今季は、新たなサッカースタイルに挑戦してきましたが、期待を大きく裏切る結果になってしまい、深くおわびしたいと思います。大変悔しいシーズンでした。皆様今日のこの悔しさをバネに、来シーズンは必ずや飛躍の年にすることを誓います。来年、このアイスタで元気な姿で再会できることをお祈りしております。