新型コロナ感染で春の大会辞退の掛川西…10カ月ぶりの公式戦で御殿場南と対戦 夏の高校野球静岡大会

片山真人アナウンサー:「掛川球場です。試合開始30分を切りましたが、外には長蛇の列。掛川西の1回戦をみようと球場内はスタンドがほぼ埋まってきています」

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新型コロナ感染で春の大会辞退の掛川西…10カ月ぶりの公式戦で御殿場南と対戦 夏の高校野球静岡大会

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 大勢の観衆が詰めかけた掛川西、夏の初戦。

 掛川西は3月、野球部内でコロナ陽性者が出て春の大会の出場を辞退したため、この試合が約10カ月ぶりの公式戦。御殿場南との一戦です。

 掛川西は1回、フォアボールのランナーを置いて、4番・羽切。チーム初ヒットで2アウト1塁2塁の先制のチャンスを作り、打席には5番・山本。

 ここは、御殿場南のエース・森がショートゴロに打ち取り、得点を与えません。

 すると直後の2回、御殿場南の4番・菅尾。ライトが打球処理にもたつく間に一気に2塁へ。つづく5番・森がきっちりと送りバントでランナーを3塁に進めると、6番の川本が見事なスクイズ。御殿場南が先制します。

 追いつきたい掛川西はその裏、ノーヒットで1アウト3塁のチャンスを作り、8番・ピッチャーの岩澤。今度は掛川西がスクイズ。すぐさま同点に追いつきます。
 
 つづく3回には、チャンスで4番・羽切。レフトへのヒットで2塁ランナーが生還、掛川西が2対1と勝ち越します。

 リードをもらった掛川西のエース・岩澤は、3回以降、安定したピッチング。

 緩急を使い分け、御殿場南打線を5回7奪三振、ヒットわずか2本に抑えます。

 掛川西は5回裏、ランナーを1人置いて3番の狩俣。高々と上がった打球はライトの頭上を越え、スタンドへ。狩俣の高校通算37号でリードを広げた掛川西、7回コールド8ー1で1回戦突破を決めました。

掛川西 羽切佑太朗:「この夏にかける思いはどこのチームより強い、先制されても全員焦らず、絶対後半点取れるからと話していたので焦らずいけたと思う」

御殿場南 森開主将:「(後輩たちには)しっかりこの1年間練習してもらって、来年の夏、絶対勝ってもらいたいです」