【北京五輪】三木つばき選手(静岡・掛川市出身) 惜しくも決勝トーナメント1回戦で敗退 女子スノーボード・パラレル大回転
予選を全体3位で通過
30人が出場したスノーボード・女子パラレル大回転の予選。2回の合計タイムで上位16人が決勝トーナメントに進出します。予選1回目、オリンピック初出場となる高校3年生の三木選手は、赤のコースを滑走します。
実況:「わずかに日本の三木は遅れています。ただ相手は平昌の銅メダリスト、ホフマイスター」
1回目のタイムは42秒63。5位につけます。三木選手の母校、掛川市立桜木小学校の2年生もレースを見守ります。
Q:三木さんみたいな先輩がいることは?
小学生:「すごく嬉しいです」
「頑張ってほしいです」
予選2回目は青のコース。
実況:「さあどうか三木つばき。初めてのオリンピックで決勝に進むことができるか」
中盤、バランスを崩しますが焦ることなくすぐに立て直すと…
実況:「どうだ?三木、リードを奪っている。三木リードをしている。ランキングトップの選手を相手にリードをして予選2回目」
タイムは44秒52。なんと予選を全体の3位で通過します。
三木つばき選手:「いいランが出来たかなと思うが、ミスも多々あって、やっぱりもっともっと速くなれる要素はあるかなと思うので、決勝もしっかりといいランを目指して頑張っていきたい」
男子小学生:「すごかった。カーブとか速いし、なんかやっぱりすごかった」
男子小学生:「すごく良い滑りをして、このまま波に乗って金メダルをとってくれると嬉しいです」
敗退も視線は「4年後のミラノ」へ
地元の子どもたちの期待も背負って臨んだ決勝トーナメント。掛川市役所でも職員らが集まり、エールを送ります。三木選手は青のコースです。
実況:「スタートしました。スタートどうですか?もうばっちりです。ばっちりですか」
前半、相手の選手にリードを許し追いかける三木選手。
実況:「0.33遅れている。冷静になってラインを戻して。ここまでは追う展開。ちょっと長くなった。ターンが長くなった。落とされた。三木つばきいけるか!あーっと!ここでバランスを崩した!」
大きく遅れをとった三木選手はここで敗退。初めてのオリンピックは、入賞を目前に涙を飲む結果となりました。
三木つばき選手:「攻めた結果があの大きなミスに繋がったのかなという風に思うので、悔しい思いで一杯ではあるんですけど、いろんな経験や練習を糧にして4年後のミラノオリンピックでしっかりと金メダルをとれるように頑張りたい」
掛川市
久保田崇市長:「つばきさんに元気づけられた市民も多いですし、頑張ったねということで声を掛けてあげたいなと思います。雪の降らない掛川から出場出来ただけでも快挙ですが、三木つばきさんに関しては今回が初出場ですので、まだ何度もチャンスがある方じゃないかなと思いますので掛川市としては引き続き応援していきたい」