J1清水FW鄭大世「恩は絶対に忘れません」とコメントし、J2新潟に期限付き移籍
J1清水エスパルスは25日、FW鄭大世(36)がJ2アルビレックス新潟に期限付き移籍することになったと発表した。契約期間は今月26日から2021年1月31日までとしている。
元北朝鮮代表でJ1川崎フロンターレなどでキャリアを積んできた鄭は、2015年7月、韓国Kリーグ水原三星から清水に加入。同シーズンはクラブ史上初のJ2陥落が決まったが、鄭は翌2016年シーズンにJ2で37試合26得点と活躍し、1シーズンでのJ1昇格に貢献した。また、2017年シーズン以降もJ1で得点を重ねたが、加入6シーズン目の今季はJ1出場2試合で無得点だった。
普段から清水へのクラブ愛を口にしてきた鄭は、クラブを通して、「今季最後まで清水でプレーするつもりでいましたが、自分はまだプレーできると思っていますし、試合に出場し、サッカー選手としてのキャリアを長くつづけていくためにも、新潟からのオファー受けることにしました」とコメント。その上でサポーター、ファンに向けて「皆さんにはこの決断を支持、応援してくれることを願っています。清水ではサッカー選手として最高の時間を過ごせたと思っています。活躍しているときはもちろんですが、自分が苦しい時間を過ごしているときに、ロスタイムに出場しただけでも本当に大きな歓声を送ってくれるエスパルスサポーターの皆さんには言葉に言い表せないくらい大きな感謝の気持ちを抱いています。エスパルスでプレーし、サッカー選手として最高の幸せを味わうことができました。皆さんからいただいた恩はこの先も絶対に忘れません。ありがとうございました」と感謝を述べた。