“軽石”漂着の予防措置「オイルフェンス」を清水港から移送 松崎港など伊豆半島3港に配備予定 静岡県

静岡県内にも漂着している海底火山の噴火によるものとみられる軽石。県はさらなる漂着に備え、清水港に保管していたオイルフェンスの一部を伊豆半島の3つの港に移送しました。

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“軽石”漂着の予防措置「オイルフェンス」を清水港から移送 松崎港など伊豆半島3港に配備予定 静岡県

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 沖縄県などで漁業に大きな影響が出ている軽石の漂着。静岡県内にもこれまでに南伊豆町や松崎町などで少量ずつ、港の中で浮いていたり海岸に流れついたりする例が確認されています。

 すでに県は、下田港など3つの港にオイルフェンスを配置していますが、これに加えて9日、松崎港など3つの港に向け清水港で保管していた物の一部、合わせて300メートル分を移送しました。

堀川健治記者:「オイルフェンスはこのように浮きと重りがついた構造になっています。この状態で浮くことによって海面の浮遊物をせき止める効果があります」

県清水港管理局企画整備課 主任
大橋祐さん:「あくまで予防的措置として今回フェリーを使ってオイルフェンスを300メートル持っていくと」「各港の利用者さんと協議をして、有事の際には展長していくということです」

 オイルフェンスは土肥港からは、それぞれ陸路で運ばれ、10日以降、港の敷地内に配備されるということです。県ではさらに別の2つの港でもオイルフェンスの配備を検討しています。