特技は「人間観察」? オランウータン「ジュリー」が26年ぶりに帰郷 静岡・日本平動物園
日本平動物園へ26年ぶり帰郷
長ーい毛に、長ーい腕。そして来園客をジッと見つめる、つぶらな瞳。日本平動物園で公開が始まったのは「ボルネオオランウータン」のオス・「ジュリー」です。
男の子:「元気ー?」
1993年3月、日本平動物園で生まれたジュリー、29歳。3歳のとき、神奈川県の動物園へ…。今回の帰郷は、なんと26年ぶりです。
来園客(ガラスごしに対面):「ここにいるじゃない。めっちゃ近く、かわいい」
間近で見る長い腕・長い毛に子どもたちも興味津々。
Q:オランウータン見て、どんな感じでした?
来園客 女の子:「なんかすごく毛がいっぱい生えてた。だから面白かった」
Q:顔はどんな顔してた?
来園客 女の子:「なんかぽいーんてなってた。面白かった」
オスの特徴が頬にある「フランジ」と呼ばれる出っぱりで、強さの象徴とされています。また両手を広げると2メートルを超えるジュリー、とても迫力があります。
来園客 女子:「自分よりすごい大きくて、やっぱ動物と人間は違うなって思いました」
特技は「人間観察」?
マイペースな性格だというジュリーの特技は「人間観察」。この日もハンモックの上から来園客をジーっと観察。人間がジュリーを見ているのか、はたまたジュリーに人間が見られているのか…。
26年ぶりの帰郷…。
日本平動物園
野田邦洋 主任:「まず来てから慣れるために、落ち着いた環境を整えることが大事かなと思っております。ジュリーに新型コロナウイルス感染症がうつらないように、周りをコーンバーとかでおおって感染対策をきちっとしております」
一方こちらはメスの「ミンピー」15歳。現在園にいるのは「ミンピー」と「ジュリー」の2頭です。
日本平動物園
野田邦洋 主任:「将来的にはミンピーと仲良くなって、子供がまた園で公開できればいいなと思っているが、まずは当園に慣れていくことが重要かなとは思っています」
26年ぶりのその姿…、実際に見に?それとも見られに?行ってみてはいかがでしょう。