難産の末、母子ともに死ぬ…人気者のメスのキリン「サクラ」 静岡市 日本平動物園
静岡市は日本平動物園のメスのキリンが出産中に死んだと発表しました。
死んだのは日本平動物園のメスのキリン「サクラ」(7歳)です。妊娠中だった「サクラ」は、22日に出産の兆候がありましたが、難産だったため、陣痛促進剤を投与するなどして経過を観察していました。
しかし24日に倒れ、救命措置を行いましたが、その後、死亡が確認されました。子どもも胎内ですでに死んでいたということです。死因は解剖の結果、「難産に伴う循環機能不全」でした。
2015年にアメリカの動物園からやってきた「サクラ」は7歳のメスで、2018年に来園したオスの「ダイヤ」と仲睦まじい姿が目撃されていました。現在、動物園は緊急事態宣言のため休園中ですが、再開予定日の来月14日から、人気者だった「サクラ」をしのんでキリン舎前に献花台を設置するということです。