同居させる直前に人気の雌ライオンが雄にかまれ死ぬ
同居生活が始まる矢先の事故でした。
おととい静岡市の日本平動物園で飼育されていた雌ライオンがオスにかまれ死にました。
おととい静岡市の日本平動物園で飼育されていた雌ライオンがオスにかまれ死にました。
子どもたちが手を合わせる先にあるのは雌ライオン・マッチ(14)の遺影です。
●来園者(5歳)
「かわいそう」
マッチはおととい午前10時ごろオスのギル(3)に首をかまれ、窒息死しました。
「こちらの扉を開けた瞬間、寝室にいた雄が扉を潜り抜けメスに噛み付いたということです」
マッチは2010年に裾野市の富士サファリパークから来園し、人なつっこい性格で人気を集めていました。
去年11月に同じく富士サファリパークから来た雄のギルと一緒に展示するため、園では2カ月半の間檻越しにお見合いを続けていました。
互いに腹を見せ合うなど相性の良さが確認されたことからおととい初めて同居をさせようとした矢先に
ギルが襲いかかったといいます。
●日本平動物園
後藤正 飼育第一係長
「今回姿を見て間髪入れずに噛み付いているところから、野生動物の本能が働いて飛びついたのではないかと思います」
園ではけさから献花台を設置。
来園者が花束や手紙を手向けマッチを偲んでいました。
●来園者
「この子と一緒に来たときは必ず見ていた。元気なライオンだったガオガオ言っていた」
●来園者
「前にいたときはちゃんと2頭いたのでやっぱりショックです」
●日本平動物園
後藤正 飼育第一係長
「非常に穏やかな性格だったので、お客様にも人気のある個体でした。」
献花台は2週間ほど設置されるということです。