防災の日を前に5700人参加の訓練 最大震度7の地震発生から24時間経過を想定 静岡県
9月1日の防災の日を前に、静岡県や県警が30日大規模地震を想定した訓練を行いました。
県庁で行われた訓練は、県内で最大震度7を観測した南海トラフ地震が発生してから24時間が経過したという想定で行われました。新型コロナの影響で3年ぶりの開催となり、県や警察、消防などおよそ5700人が参加し被害の情報共有や支援の調整などの手順を確認しました。
また今年は初めて県の関係機関と本部を映像で結ぶ、新たなシステムを使った情報共有も行われました。実動訓練は9月4日に島田市や牧之原市など4つの市と町で行われます。
静岡県
川勝平太 知事:「熱海土石流の時以来、情報の重要性や複合災害の対応を認識するようになり、そういうことを踏まえての訓練だったので今回はやらざるを得なかったし、やってよかった」
一方県庁前の交差点では、警察官が地震による停電で信号機が消えた想定で交通整理の訓練を行いました。警察官は交差点の中央に立ち、手信号や笛を吹き車を誘導しました。また消えた信号機を復旧させることができる専用バッテリーの操作手順も確認していました。
静岡中央署 交通第一課
鈴木英文 課長:「災害はいつ発生するか分かりません。災害を想定した訓練を積み重ねて、現場における災害対応能力、知識を高めていきたいと思います」