東海道の宿場町をめぐる「御宿場印」…21日から静岡県21宿でも販売 「地域の魅力の再発見につなげたい」
観光促進に向けた取り組みです。「御朱印」や「御城印」に加え、「御宿場印」が登場。21日から始まる東海道の宿場町をめぐり「御宿場印」を集めるプロジェクトを前に、関係者がPRです。
「御宿場印」には宿場町の名称と共にゆかりの風景が描かれています。18日に宿場町として知られる静岡市駿河区丸子で開かれた会見。
静岡県信用金庫協会 田形和幸会長:「本県には東海道の御宿場、22の宿場がある。それを観光資源とわたしたち信用金庫は思い、宿場町に着目した観光客が各宿場に足を運び訪れた記念として御宿場印を作って、是非それを集めてもらったらどうかとの思いから企画した」
このプロジェクトは東海道にある53の宿場町それぞれの「御宿場印」を作り、観光客に集めてもらう取り組みです。参考にしたのは、人気となっている「御朱印」や「御城印」で、すでに日本橋から三島までの11の宿場で始まっています。
21日からは沼津から湖西市の白須賀までの県内21の宿場でも「御宿場印」の販売が始まります。
静岡県信用金庫協会 田形和幸会長:「地元近隣へのマイクロツーリズムといった旅行形態が広がっていて、地域の魅力の再発見につながってくると思う」
さらに、新型コロナなどの影響で落ち込んだ地域経済を活性化させるのも狙いです。
静岡県信用金庫協会 田形和幸会長:「(宿場町を)53次で、当然1日でまわれないので、こちらに来て宿泊をして、そしたらまた、どこかで食事をして、そして、どこかをめぐってもらう。そういうような経済効果は期待している」
「御宿場印」は、宿場町の近くにある観光案内所などで1つ300円で販売されます。