開店前の書店に行列「鬼滅の刃」最終巻発売 5時間で550冊の売れ行き 静岡市
書店にできた行列。その理由は?
行列最前列の人:「鬼滅の刃」です。最終巻で続きが気になっているのと、予約をし忘れちゃったので、並ばないとと思って」
行列2番目の人:「鬼滅の刃です。早くきた方が買えるかなと思って午前9時40分くらいに来た」
累計発行部数1億冊を突破。流行語大賞のトップ10にも入り、社会現象となっている「鬼滅の刃」。そのコミック最終巻が、きょう発売されました。
10月中旬に公開された「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、これまでに2000万人以上を動員。興行収入は275億円を超え、歴代2位を記録しています。
ストーリーの舞台は大正時代。人喰い鬼に家族を殺された少年が鬼になった妹を人間に戻すため、鬼退治の旅をする物語です。逆境で自分を鼓舞するセリフや、兄妹愛が子どもだけでなく、大人もひきつけています。そんな人気爆発のコミック最終巻とあって、複数のインターネットのサイトで、予約はいっぱいに。
予約できなかったファンが販売初日に押し寄せることを想定し、こちらの書店では開店前から準備を進めていました。用意したコミックの数はけた違いでした。
5時間で550冊
須藤アナ:「たくさんありますね、これが最終巻。何冊入荷しました?」
吉見書店 秋山恵介店長:「通常盤が800冊ぐらい、特装版が200冊。(他のマンガで)人気のものだと100冊~150冊の(仕入れに)なるので本当に数倍という感じ。ちょっと前代未聞です」
映画の大ヒットが追い風になると期待し、発注した数は1000冊。もちろん、過去最多です。
吉見書店 秋山恵介店長:「想定外のこととか、わからないことがあると思うので、それぞれ何かありましたらよろしくお願いします」
開店直前、スタッフの役割を最終確認します。そして…。
開店と同時に行列が。混雑を避けるため、鬼滅専用のレジをつくりました。一番乗りで手にした人は?
一番に買った人:「買えてうれしい! 最後の敵と戦っている最中なので、結果がどうなるかが楽しみ」
その後も、どんどん売れていく鬼滅の刃最終巻。開店から1時間、列が途切れることはありませんでした。午後3時までの5時間で550冊が売れているということです。
鬼滅ファンの須藤アナも列に並び、最終巻を購入しました。
須藤アナ:「ついに手に入れました。鬼滅の刃。手に入ったのはうれしいがこれで終わってしまうのかと思うと、すごく寂しいです…」
早くも「鬼滅ロス」に。来店客の中にも同じような人がいました。
男性:「子どもがすごく欲しがっていて、絶対きょう買ってきてと言われていたので買いにきた。早く見せてあげたい。もっと続くと思っていたので『鬼滅ロス』です」
女性:「子どもがファンで、私もファンになっちゃった。映画館も子どもと3・4回行っていて、また来週の土曜日も行こうと思っているので寂しいです。これで終わっちゃうのかなって」
この店の今年の売り上げトップ20は全て鬼滅の刃の商品。最終巻にも大きな期待を寄せています。
吉見書店 秋山恵介店長:「子どもにかなり人気が出たので、皆さん家族で書店に来てもらうことが多くなった。書店としてはかなりありがたい。これだけ盛り上がるのはなかなか鎮火しないと思うし、最後にかけて話も盛り上がっていくので、まだまだ(ブームは)続くと思う」
[](https://news.yahoo.co.jp/articles/1296080430bf2b69ef275172fd566b32c59da0fd){: data-ylk="rsec:v_hdlmod;slk:endoftxt;pos:0;" data-rapid_p="1" data-v9y="1" }