強い日差しに当たらずに…時速4キロ「傘モビ」乗車体験 スマホで簡単に操作 静岡市
和田佳代子記者:「今からこちらの傘モビに乗って駿府城公園を移動します」
「傘モビ」と呼ばれる小型の電動乗り物は、傘の下に大人2人分の座席があり、モーターで車輪を動かし時速およそ4キロで走ります。名前の通り傘がついていて、日差しが強い日は日に当たらず快適に移動が出来ます。
和田佳代子記者:「スマートフォンを操作すると、傘モビと連動していて運転することができます」
スマートフォンの傾きや、画面をタッチする位置情報がデータで送られ、進む方向や速度を変えられる仕組みです。
和田記者:「タップしながら傾けると前へ進み、右に傾けると右に曲がります」
また、遠隔運転も可能。訓練を積んだプロのドライバーが、傘モビに搭載されたカメラの映像を見ながら操作します。
傘モビは観光促進を目的に静岡市やトヨタ自動車などが協力し、県内で開発されました。
トヨタ自動車先進モビリティシステム開発部 赤塚康佑主任:「モビリティを起点に静岡の観光を盛り上げたい。地域を盛り上げたい。そういう思いで今回開発をしています」
乗車体験
駿府城公園に遊びに来ていた人たちも乗車体験をしました。
愛知から:
(女性)「楽しかったです」
(男性)「スピードとかも 結構あって 動きもスムーズですごく楽しかったです」
母親 県内:
「駿府城公園広いので、子供がいるとやっぱり移動も大変になるので、こういうのがあれば移動もちょっと楽になって 楽しいし良いかなって思います」
操作が簡単なので、子どもが運転できるのも魅力の1つです。
さらに…。
「突然ですがみなさん、大好きなあの人と相合傘をしたい そう思ったことはありませんか?」
見て、乗るだけではなく、乗車していると耳でも楽しめる音声ガイドが流れます。
トヨタ自動車先進モビリティシステム開発部赤塚康佑主任:「今回用のスペシャルコンテンツを用意しましたので、ぜひ音声ガイドもお楽しみください」
4つのエリアで違う音声が流れるということです。
トヨタ自動車先進モビリティシステム開発部 赤塚康佑主任:「実際に乗って遠隔運転で移動とか、スマホ1つで運転するという楽しみを、動かす楽しみを味わってほしいです」
将来的には自動運転を可能にしたいということです。
トヨタ自動車先進モビリティシステム開発部 赤塚康佑主任:「傘モビがあることによって地域や場所が盛り上がるそういう存在を目指しています」
乗車体験は5月27日と6月3日にも行われます。