コロナ禍で流行ったコト(3)健康志向…売り上げ好調「家トレグッズ」 密にならない「パーソナルジム」も人気 静岡市

 アウトドアだけでなく、コロナ禍では「健康志向」にも大きな変化がありました。スポーツ庁の調査によると昨年度、成人の週1日以上のスポーツ実施率は59.9%(前年度53.6%)と、前年度を6.3ポイント上回りました。その理由として最も多かったのが「コロナによる日常生活の変化」です。

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縄跳び、トランポリン…売り上げ好調の「家トレグッズ」

シラトリ静岡ジャンボ店 梶原克俊主任:「コロナ禍ではこちらのトランポリンが爆発的に売れていました」

 静岡市内のスポーツショップでは、コロナ禍の自粛期間中、屋内で気軽に楽しめる「家トレグッズ」の売り上げが好調でした。

シラトリ静岡ジャンボ店 梶原克俊主任:「家でトレーニングする目的で、縄跳びとか簡易的なトランポリン、大豆系のプロテインなどが好調に販売が進んでいた」

画像: 縄跳び、トランポリン…売り上げ好調の「家トレグッズ」

自粛が明けると…

 トランポリンの売り上げは、例年の3倍から4倍に増加しました。自粛が明けると、売れる商品に変化が。

シラトリ静岡ジャンボ店 梶原克俊主任:「ランニングシューズとかウォーキングシューズとかも含めて、外で運動をする機会が増えてきたと思いますので、その辺りの関連商品が売れてきています」

画像: 自粛が明けると…

密にならない安心感…1対1のパーソナルジムも人気

 そして、より健康志向の強い層に注目を集めているのが、トレーナーと1対1でトレーニングが受けられるパーソナルジムです。

画像1: 密にならない安心感…1対1のパーソナルジムも人気

 こちらは、静岡市葵区のパーソナルジムBASE(ベース)。密にならない安心感や個人の目標や体調に合わせたトレーニングが人気です。

パーソナルジムBASE 久住健人代表:「実際に去年から今年にかけて、問い合わせ件数も倍増まではいかないけども、かなり増えて、そこから入会していただく方も増えた印象が感覚ではあります」

 去年の同じ時期に比べ会員数は1.5倍ほど増加。入会の理由で多かったのは―

パーソナルジムBASE 久住健人代表:「一番は運動不足の解消とストレスの発散かなと思います。テレワークが続く中のストレス解消にもってこいだったのかなとは思います」

画像2: 密にならない安心感…1対1のパーソナルジムも人気

 2人のお子さんを持つ中川さんもその1人。4月からこちらのジムに通い始めました。

パーソナルジムBASEに通う中川さん(30代):「ずっと運動する習慣がなくて、運動不足を解消しないとなと思って始めました。たくさんの人がいる中でトレーニングするのがなかなか難しくなったので、パーソナルトレーニングなら安心して受けられるなと思って」

 コロナ禍の自粛期間は、特に運動不足に悩まされていたそうです。

パーソナルジムBASEに通う中川さん(30代):「子どもと遊びに出かけるのも、去年は外に出かけるのもなかなか難しくて、体を一緒に動かすというのも難しかったです」

 通い始めて9カ月。中川さんは今後も健康の為に続けていきたいと話します。

パーソナルジムBASEに通う中川さん(30代):「自分の体と向き合う時間が1週間に1回あるのとないのとで全然生活の張りが変わってくるので、そういう部分でやっぱり必要だなと思います」