イルカと出会えるかも…駅から大学まで「通学船」で20分 学生「渋滞がなくていい」 静岡市の東海大学

 東海大学が全国でも珍しい船で通学する取り組みを始めました。富士山を眺めながら、潮風を感じる通学です。

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イルカと出会えるかも…駅から大学まで「通学船」で20分 学生「渋滞がなくていい」 静岡市の東海大学

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 JR清水駅近くの清水港。船に次々と乗り込んでいくのは大学生です。

桜井健至記者:「学生たちを乗せた船が、今、出港しました。これからおよそ20分かけて、大学のキャンパスへと向かいます」

 東海大学は、三保半島にある静岡キャンパスに今年度から人文学部を新しく設置。それに伴い
自宅から清水駅を利用して通う学生が増えることを見込んで導入しました。

 JR清水駅と三保半島の東海大学静岡キャンパスを結ぶこの通学船。バスの場合、片道30分ほどかかりますが、船だと20分に。

人文学部1年:「(バスは)渋滞とか人数とかも多くて、時間遅れることもあったので、船になって効率よくなっていいなと思いました」

 ちょっとした船の旅…。眺望も楽しめます。

海洋学部1年:「富士山が見える環境の中で、本当に景色も良くて最高だなと思っています」

海洋学部1年:「風と波の音と疾走感があって気持ちいいです。この船に乗ったらイルカにも会えることがあると聞いたので、それも楽しみです」

 運航は地元のクルーズ会社に委託していて、利用者数に応じて異なるサイズの船が使われます。また、大学から清水駅に向けて運航する便は「エスパルス ドリームプラザ」にも寄港。大学の近くに住む学生たちに清水駅周辺の商業施設を利用してもらい、清水地域の経済活性化につなげるのが狙いです。

 通学船は学生や教職員専用で、1日7便運航します。